暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico42雪も積もれば戦となる
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なんか勿体ないね」

「そやからみんなに協力してもらおう思うて」

はやてからの耳打ちでの提案にあたし達は「オーケーよ」頷き返した。ルシルが「ヴィータ、アイリ。チーム分けするぞ」2人に手招き。そして雪合戦に参戦するメンバーであるあたし、なのは、すずか、フェイト、アリシア、シャル、そしてはやてとルシルとヴィータとアイリの10人は2人1組になってジャンケン。その結果・・・

「はぁ!? あたしとアイリが一緒になっちまたら意味なくね!?」

「うん、意味ないよね!」

ヴィータとアイリが不満を漏らす。もちろん偶然じゃない。はやての提案通りにするために、2人を同チームにしたうえで協力せざるを得ない状況に追い込む。そのための2人1組でのジャンケンなんだもの。上手く2人を同チームにしてやれたわ。で、その2人と一緒に追い込まれ役になるのは・・・

「わたしと・・・」

「わたしに・・・」

「あたしかーい・・・」

アリシアとシャル、そしてあたしだった。なんか泣きそう。向こうは身体能力がチーム海鳴で1、2位のルシルとすずか。それだけでも厄介なのに3位のフェイト、そしてなのはとはやて。負け戦確定のメンバー分けだった。しかも・・・

「足引っ張んなよな」

「ヴィータこそアイリの邪魔しないでよね」

5人中2人がいがみ合ってんだけど・・・。そんな中であたし達は両陣営に散る。雪玉から身を護る壁は各陣営に3つ、ジグザグに立てられてる。一度に2人までならしゃがめば全身が隠れる感じね。

「審判のリインと・・・」

「シャマルです♪」

「ルール説明です!」

「勝敗を決める方法は2つ。5人全員が被弾するか、もしくは両陣営の一番奥に立つフラッグを敵チームが奪取することで決まりま〜す。味方の雪玉に当たってもアウトなのであしからず。あと、魔法・スキル・デバイスの使用は当然不可です。使ったらペナルティとしてその場で即失格・次戦にも参戦できなくなるので注意してくださいね〜」

シャマル先生から改めてルールの説明が入る。とりあえずは向こうのチームが全力でこちらを追いこむって計画だけど。こっちが本気を出しても勝てないわコレ。ムスッとしてるヴィータとアイリを眺めてると、「おーい、2人とも〜」ルシルが大手を振って「俺に勝ったら何でも言うことを聞いてやる!」そう宣言した。

「なんでも!?」

「嘘はねぇんだな、ルシル?」

「男に二言はない! はやてからも許可は貰っているから食事関係でも何でもござれだ! ふっふっふ。出来るものなら俺に雪玉を当ててみな」

計画その2。ヴィータとアイリに、2人が協力することによって利益が発生することを教える。2人は案の定表情を輝かせてる。さぁ、後は負けを繰り返して協力させてしまえば解決
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