暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico42雪も積もれば戦となる
[4/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
イリを睨みつけた。

「だって寒いから、なんて言い訳で逃げるなんて騎士の風上にも置けないよね〜。不戦敗、不戦敗♪ 鉄槌の騎士の不戦敗〜〜♪」

「上等だ! あたしも参加してやる! そんで思い知らせてやる! おい、アイリ! テメェは敵側に回れよな! はやて、アリサに連絡よろしく!」

「お、おぉ・・・。りょ、了解や。・・・とりあえず事情だけは伝えておくな」

ヴィータとアイリの視線を受けたはやてはかなり引き気味に了承し、7時半という早朝のため、はやてはメールを送信した。それから朝食を終え、食後のコーヒーブレイク中に「アリサちゃんから返信や。・・・オーケーやって♪」はやてがそう言った。

「決まったな。覚悟しとけよ、アイリ」

「そっちこそ」

そういわけで、夜に開かれるクリスマスパーティまでの間、アリサの家で雪合戦が催されることになった。

†††Sideルシリオン⇒アリサ†††

はやてからもらったメールに対してOKの旨を伝える返信した後、あたしは庭を除雪しないように使用人のみんなに伝える。アイリが雪合戦したいって言うんだから。楽しみにしてやって来たのに除雪して無くなってたらどんなにヘコむか。

「え〜と。なのは達も呼ぼうかしらね。シャルなんてルシルと同じで1ヵ月も局の仕事休まされてるし」

ルシルと同じようにシャルも魔導師としての能力が一時的に麻痺してんのよね。ルシルもメールのやり取りでまだ回復してないようだし。2人ともどんな無茶をしたって言うのかしらね。とりあえず送信するメールの内容は、家で雪合戦を開くから良かったら参加するように。んで、返事はすぐに来た。

――雪合戦!? うん、私も参加させてもらうよ♪――

――ルシル達も参加するんでしょ? 行く行く? ――

――私とアリシアも参加させてもらうよ――

――うん。ちょうど暇していたし遊びに行かせてもらうね――

全員の参加が決定。すずかもなんとか失恋から立ち直ってくれたし。今はケリオンを思い出に出来るほどにまで遊ばせてやるっきゃないわ。
それから昼食を済ませての午後1時、「こんにちはー!」なのは達がやって来た。そして案内するのは、「見なさい! 雪合戦用ステージ!」庭に作った特製ステージ。両陣営に弾除けに必要な雪壁を作っておいてもらったわ。

「おお、本格的だな!」

「インターネットで公式雪合戦の映像を観たけどホントにそれっぽいね!」

雪合戦開催の原因であるヴィータとアイリの視線の間にバチバチと火花が散る。その2人の様子に事情を知らないなのは達が「え・・・?」あたしやはやて達を見た。早速両陣営に分かれて臨戦態勢に入った2人を眺めつつ、はやてが事情を話した。アイリがヴィータを挑発したことが全ての原因だって。

「それは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ