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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
105話:機動六課防衛戦線(中編2)
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「―――ザフィーラ!!」


 そう、六課が襲撃されると分かった時点で、士がヴィヴィオを守る為に一緒に行かせた“盾の守護獣”―――ザフィーラが、オーロラから飛び出してきたのだ。
 それを見たガタキリバが、自慢の跳躍力で飛び出し空中で受け止める。人型であった彼の体は、既に血まみれだった。


「おい、しっかりしろよザフィーラ! 何があった!?」


 着地したガタキリバは、脈があることを確認した後叫ぶように声をかける。
 しかし、否やはりというべきか。彼からの返答はなく、出血の量からして危機的状況にあることは間違いない。

 誰がこんな事を…。そんな疑問を覚えるが、その答えはすぐにわかった。灰色のオーロラに、何者かの影が映ったのだ。
 すぐさま構えるタトバ。ガタキリバは急いでシャマルを呼びつつ、視線だけはオーロラへと向け、敵の姿を確認しようとする。


 コツ…コツ…と響く足音が、オーロラの奥から聞こえる。その音に、更に警戒心を強める士。他の場所で戦闘をしていたオーズも、意識をそちらに向ける。

 そして、オーロラの奥からその人物が現れる。


「―――え…?」


 視認したタトバ―――士は、思わず声を漏らした。しかし、これは至極当然の反応だろう。







 ―――何故なら、
 現れた人物は、小脇にブロンド髪の少女―――ヴィヴィオを抱えており……







 ―――その姿はまさしく、







 ―――自分自身(ディケイド)であったのだから…





 
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