学園祭のライオンハート
放課後の旧校舎×対黒神戦に向けてのミーティング
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た。力の使い方に関しては俺らが詳しいが、圧倒的な能力である禁手化を得たらどうなるか?」
強引な方法で悪魔に転生させられた神器所有者が禁手化を使う事は有り得るが、俺らが発言した事で静まり返った中で俺とアザゼルは表情に影を落とすかのように言う。
「・・・・禁手化を得たら間違いなく使うだろうな。人間ならば他者への復讐、世俗の逆襲に使うかもしれんが神器持ちの転生悪魔なら己を虐げてきた主への報復を考えるだろう。ま、人間界・冥界のあちこちで暴動が起きるかもしれないが生憎と神器所有者を現状に不満を持つ者を粛清する事を、仕事としてやっている者らがいる。覚えといて損は無いが、蒼い翼と言う大企業には人間界・冥界に支社があるからな」
「その企業名はとても有名な大企業で巨大グループ名じゃないか、一ちゃんは蒼い翼の関係者なのか?それについては後々聞くが、人間の限界を超える事を禁手化する事で超えて来たのが京都にてあった『禍の団』英雄派の連中だ。だが壊滅した事で、下部組織やら残存部隊が人間界・冥界にいる不満を抱えた神器所有者をスカウトするだろうな。だがその暴動を粛清する立場がいるのが、蒼い翼警察課にてやってくれるだろう」
テロリストの結末に関してどうなるか分からないが、とりあえず英雄派構成員は地下牢屋で改心させた後に人間界・冥界にある治安維持部隊に配属となる。現時点では、人間の恐ろしさを知ったコイツらにとってはどうだろうな。
ここにいるグレモリー眷属の神器所有者は、リアスの優しさによって不満を感じる者はいない。力の使い方や使い道を人生で一変したとしても、俺らから救いの手を差し伸べると思う。辛い生き方をしてきた奴程、禁手化を使わない奴はいない。
『ま、シャルロットが死んだとされているが神器システムを作ったのはどういう思いなのかをコイツら自身が知っている』
『そうだな。俺もかつてはテロリストとして道を外し損ねたが、一誠と従姉さんの救いの手によって俺らは救われたからな』
『神器は使い手の善悪に関して関係ないし、便利で幸せになる為に開発したのでもない。人間がもし他種族からの攻撃を受けたのなら、神器は人間にとって最強の武器ともなるからな』
『各地で暴動・戦争が起きそうではあるが、神レベルぐらいの神滅具を宿す俺らが例えだろうな。一時は強者しか興味が無かったが、今の生活が楽しくて仕方がない』
俺とヴァーリが念話をしていたら、空気が重くなった室内だったのでそれを察した俺らとアザゼルは咳払いをしてから改めて告げた。
「・・・・空気が重くなってしまったが、本題へ入ろうか。アザゼルがここに来たのは、俺ら黒神戦へのアドバイザーとしてだそうだ」
「全部言われちまったがそう言う事だ、改めてグレモリー眷属に少しでも勝率を上げさせる為に来た」
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