第18話
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
もの)なんてものもある。
「抜け殻になったあなたの身体を私のソウルジェムで動かして撮ったものよ。」
「そ、そんな・・・」
身に覚えの無い写真を見た沙々はやっと現実を受け入れたのか、ヘナヘナと座り込んだ。
「どうして、こんな事に・・・」
「あのねえ、ソウルジェムの件でそう言いたいのはあんただけじゃないんだよ!!」
すると、さやかが沙々に怒鳴りつけた。
「あたしもマミさんも、真実を知った魔法少女は皆そう言いたいんだよ!これが願いの代償だなんて、聞いて無いって!!」
「全く。君たちは本当に理解出来ないね。」
その時、聞き覚えのある声が響いた。私達が声のした方向を見ると、そこにはキュウべえが居た。
「キュウべえ、これはどう言う事!!」
すると、沙々がキュウべえの姿を見るなりその胸倉を掴んだ。
「どう言う事というと、ソウルジェムの話かい?」
「そうよ!何で言わなかった!!」
「聞かれなかったからさ。」
またしても詐欺師の理論を口走るキュウべえ。そんな奴を沙々は思いっきり床に叩きつけた。
「痛いじゃないか。」
「黙れ!とにかく、契約は破棄!破棄するから元に戻してよ!!」
「それは無理だね。僕に出来る事は君たちの魂をソウルジェムに変える事だけだ。逆は不可能だよ。」
「それじゃあ!私はどうすればいいのよ!!」
「別に、その身体である事にデメリットなんて無いじゃないか。むしろメリットしか無いよ。」
そう言うと、キュウべえは沙々が右手に持ったままのソウルジェムを奪い取った。
「ちょっと!何をするの!?」
「まあ、見ていてよ。」
そう言ってキュウべえはソウルジェムを床の上に置くと、前足で軽くつついた。その時・・・
「があっ!?」
沙々が急に苦しんで後ろに倒れた。あたしとキリカが慌ててそれを支える。
「今のが生身の状態で魔女のパワーで薙ぎ払われた時のダメージだ。でも、魔法少女ならばそれが軽減出来るんだよ。」
「ふざけ、るんじゃ、無いわよ・・・」
沙々は息絶え絶えになりながらキュウべえを睨みつける。でも、キュウべえはそれを無視してあたしに話しかけて来た。
「ところであむ。君はあやせから奪ったソウルジェムをどうするつもりだい?」
あやせから奪い取ったケースには、沙々の物以外のソウルジェムも入っていた。
「・・・何であたしに聞くの?」
「君は4つのしゅごたまを生んだ特別な存在だ。ならば、なんとかする方法を持っているんじゃないかと思ってね。」
「・・・一応、心当たりはあるよ。」
「本当かい?」
「でも、あんたなんかにそれは見せない!とっとと出て行って!!」
「そうか。そん
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ