第十六章 ド・オルニエールの安穏
第三話 何時か宿るあなたとの―――
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―――。
「―――でも、あなたが言ったんですよ」
笑みが、深まる。
それは、無邪気でありながら
「だから―――」
何処か妖しい
「―――悪く思わないでくださいね」
淫靡な笑みであった。
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