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とある3人のデート・ア・ライブ
第八章 反転
第8話 科学VS魔術
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い。

一方「(なら……これならどうだ?)」

エレン「(最初の時より二回目の方を強く斬りつけたら二回目の方が衝撃が強かった……まるで強さが比例してるかのように)」

と、エレンが必死に考えていると、



ガシッと、一方通行が随意領域を両手で掴んだ。

エレン「……?」

一方通行の手から何か出るわけでもなく、ただ掴んでいるだけに違和感を覚えた。

だが、彼の能力を思い出し、今何が起こっているのかすぐ気づいた。

エレン「……………まさか、力づくで破る気ですか!?」

一方「………」



強い力を拒む殻なら、それ以上の強い力で破ればいい。



その理論の元、一方通行はベクトル操作を利用し、徐々に随意領域を追い詰める。

エレン「チッ!」

エレンは咄嗟に一方通行を振り払うことを考えた。しかし、

エレン「随意領域が……反応しない!?」

凄まじい攻撃の前には防御優先になってしまい、その場に浮遊すること以外は全て防御に使われてしまってるのだ。

エレン「(やはりアレを見破らなくては……)」

少し焦りつつも先ほどのことを鮮明に思い出しながら再び思考する。

エレン「(先ほどの衝撃は本当に彼自身が攻撃した?どこか違和感が……)」



少しずつ、随意領域が悲鳴を上げ始める。



エレン「(衝撃が跳ね返ってきたとしたら……まさか)」



そして。



エレン「(反射した……?)」



随意領域は、パリンという音を立てて儚く割れた。


ーーーー
ーーー
ーー




一方「………テメェ、化物かよ」

エレン「褒め言葉として受け取っておきますよ」

殻を破った張本人が言うセリフではないかもしれないが、この芸当を見せられたからにはそう言うしかないだろう。

殻を破った一方通行はそのままエレンを掴もうとしたが間一髪避けられた。

随意領域が壊されたというのに機体の制御を保っている時点でかなりすごいことなのだが、それだけならまだ許容範囲だった。

だが、それだけでは終わらなかった。

エレンは一方通行の手から避けた直後に剣で彼の顔を突き刺そうとしたのだ。

普通なら反射が発動するのだが、どういう訳か彼女には通用しなかった。

条件反射で顔を避けて頬を切っただけで済んだものの、昔の彼なら避けようともせずあっさり貫かれていただろう。


なら、なぜ反射が破られたのか。


エレン「攻撃を反射するならば、反射する前にこちらに手を引けばいい。そうすれば反射が発動してあなたの″壁″を貫けると思ったんですよ。かなり無謀な賭けだとは思いましたが……まさか成功するとは」

一方「…
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