ターンEX−5 真紅の竜と『真紅の』竜
[9/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
と関係なく拳を繰り出す。表面に激突したそれは、一瞬で内部から鏡を叩き割った。
「……これで満足?望み通り、アビスの効果は使ったよ。さあ、これからどう出るのかなー?」
「ああ、俺は賭けに勝ったぜ!お前のことだ、必ず無効効果はミラーに使うって信じてたからな」
「それじゃあ、やっぱり……!」
「その通り、完全なブラフだぜ。もし今の効果が通ってたら、さすがの俺もどうしようもなかったからな。魔法カード、下降潮流を発動!このカードの効果で、俺のパワー・ジャイアントのレベルは1から3の任意の数字になる。俺が選択するのは、レベル3だ!」
パワー・ジャイアント ☆5→3
「3体で合計レベル、5……?」
「いいや、8だ!バイス・バーサーカーを召喚!」
バイス・バーサーカー 攻1000
「そのモンスターは……まさか!」
「そのまさかさ。レベル4のバイス・バーサーカーとレベル3になったパワー・ジャイアントに、レベル1のミラー・リゾネーターをチューニング!見せてやるよ、レッド・デーモンズが手に入れた新たな力!赤き王者の研磨の果てに、紅蓮の鼓動が天地を焦がす。力持ち得ぬ臆病者に、戦う価値など微塵もない!レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト!!」
傷だらけの赤き悪魔の竜が、表裏一体の存在であるもう1つの悪魔の竜のカタチと対峙する。本来戦闘能力ではアビス、べリアルに劣るはずのスカーライトだが、その全身から実力差を補って余りあるほどの異様なオーラを放出することで逆に2体を威圧していた。
「バイス・バーサーカーをシンクロ素材にしたモンスターは、俺に2000ポイントのダメージを強制的に負わす代わりにエンドフェイズまで攻撃力を2000ポイントアップさせる!」
富野 LP3800→1800
レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト 攻3000→5000
「攻撃力5000……だけど、バイス・バーサーカーの強化はエンドフェイズまでだよねー?」
「ああ、その通りだ。だがな、このターン中に全部ぶっ潰す!スカーライトは1ターンに1度、このカードより攻撃力の低い特殊召喚されたモンスターをすべて破壊した上で、1体につき500ポイントのダメージを与える!アブソリュート・パワー・フレイム!」
「そんな……!」
「アビスの効果を使ったのを恨むんだな!俺のバトルフェーダー共々焼き尽くせ、スカーライト!」
遊 LP2500→1000
つい先ほどユーノに決めたときよりも異様に出力の上がった地獄の炎に呑まれたアビスが、べリアルが、傷つき倒れてゆく。そしてフィールドに立っているのは、スカーライトただ一体のみ。
「バトルだ、スカーライト!とどめの一撃を食らわせてやれ、灼熱のクリムゾン・ヘル・バーニング!」
再び放
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ