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逆襲のアムロ
9話 ダグラスの死線 11.12
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した。ガルマは床に放り出され、体を打ちながらもなんとか立ち上がって叫んだ。


「何事だ!」


「はっ。後方より連邦の遠距離射撃です」


「バカな!そんな情報ないぞ」


ビック・トレーのダグラスにもその状況が報告でもたらされた。
オペレーターが歓声を上げた。


「将軍!ウォルフ少佐です。ウォルフ少佐のスナイパー部隊がウィスコンシン側よりミネソタへ侵入!」


「バカな・・・3部隊でのウィスコンシンの補給線攻略命令を下したのだぞ」


ありえないとダグラスはぼやいた。
このタイミングでは基地よりもガルマ隊への牽制を現場で優先したに他ならない。
かつ逐次斥候を入れながら、一番危機的状況で参戦してきた。

ガルマにとって完全に虚を突かれた形であった。狙われるなら後方の補給基地だった。そことの情報は逐次欠かさなかった。もし襲撃されたときは戦闘を取りやめ後退する手筈でもあった。


「敵が迂回して我が軍の補給基地を攻略するには時間が要る。直接的に我が軍の後背を突く方が近いが。しかし、これは・・・」


ガルマの哨戒網に引っかからないゲリラ的動きでウォルフ隊は後背より参戦に成功した。ガルマは地上軍に後方の射撃部隊の制圧を命じ、ガウも射撃が届かない程度にここまでガルマの高度を落とした。

30分経っても射撃部隊の制圧にガルマは苦心していた。
その射撃部隊の他にキッシンガムのガンキャノン部隊も参戦していた。
しかしその数は半分だった。残りはテネスと共に補給線攻略へ進軍していた。

ガルマはダグラスの包囲網を崩す訳にもいかず、予備兵力で後方の対処をしていた。
その15分後グレイファントム隊がガルマの防衛線を突破し参戦してきた。

ブライトは席から立ちあがって、艦橋に足を踏み鳴らした。


「よし!各モビルスーツ隊低空飛行しているガウを狙え!」


グレイファントムの上に鎮座しているセイラとジョブ・ジョンのジムスナイパーカスタムのライフルが的確にガルマが乗艦しているガウを始めとする数10機を矢継ぎ早に狙撃していた。

ガルマのガウは航行不能となり墜落のような形で地上へ不時着した。
ガルマは全員に退艦指示を出し、副官に次の座乗艦を探すように先に促し本人も退艦しようとした。


「屈辱だ。我がガウをここまでされるとは・・・」


それでも依然ガルマの軍は兵力的にも余裕があった。しかし、眼前のビック・トレーと後方の連邦の援軍にグレイファントムがガルマの置かれている状況に余裕を持たせなかった。


「早く、旗艦を・・・司令部を移さねば・・・」


ガルマは不時着時に腕を強く打ち、肩が脱臼していた。
そのガウに1機のドムが近づいてきた。そのドムからシャアが
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