暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
二十二話 ー揺れる眼差しU、ですー
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ザードローの効果が発動!俺のフィールド上の『EM』モンスター一体につき、一枚ドローできる。俺のフィールドに存在のは『EM リザードロー』一体のみ。よって、一枚ドローだ!」

「ちょこざいな!バトル!ダイヤモンドガイでリザードローを攻撃!」

「リバースカードオープン!『エンタメフラッシュ』!優希の攻撃表示モンスターを全て守備表示にする!」

「ちょっ!?」

 直後、色とりどりの閃光が放たれ、その眩しさに思わず目を瞑ってしまう。そして、再び目を開けば、私のモンスターたちは皆守備態勢を取り、遊矢がしてやったりと表情を浮かべていた。

「エンタメフラッシュの効果を受けたモンスターは俺のターン終了時まで表示形式が変更できない!」

「なら、カードを一枚伏せてターンエンド」


「俺のターン、ドロー!!」

 遊矢は今しがた手札へと加えたカードと残りの手札を見比べると、思案する。
 このターン、ショック・ルーラーの効果により魔法カードの使用は禁止されている。つまり、遊矢は『ブラック・ホール』などの除去系の魔法カードやセッティングされているペンデュラムスケールを破壊し、再びセッティングし直す事もできない。

 私がどう出るかと様子を伺っていると考えがまとまったのかよしと小さく意気込むと、力強い瞳が私を見据える。

「いくぞ、優希!俺の成長の証を今ここで魅せてやる??」

「ふふ、やれるものならやってみなよ!」

 啖呵をきるとともに頭上で静止していた振り子が再び揺れ、軌跡を空へと刻み始める。

「俺はセッティング済みのスケール6『EM ギタートル』とスケール1『EM モンキーボード』でペンデュラ召喚!来い、俺のモンスター達ッ??」

 空へと刻まれた境界から光が溢れ、光玉が遊矢のフィールドへと降り注ぐ。その数は、3つ。

「手札からレベル2『EM トランプ・ガール』、レベル5『星読みの魔術師』!そして、エクストラデッキからレベル4『EM シルバー・クロウ』!」

「よっし、遊矢さんがペンデュラム召喚を決めた!」

「……このまま、押し切れば!」

「おっと、まだだぜ!俺は『EM トランプ・ガール』のモンスター効果を発動するぜ!フィールド上から融合素材となるモンスターを墓地に送る事で、融合召喚できる!
 俺は『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』と『星読みの魔術師』で融合!」

魔法禁止という制約を、ペンデュラムから『融合』魔法を使わない融合召喚、ペンデュラム融合を決める事によって躱すと、得意げな笑みを浮かべる。そして、私達が見守る先で魔術師とドラゴンが赤と青に渦巻く渦へと飲み込まれていく。

「神秘の力繰りし者、眩き光となりて龍の瞳に今宿らん!融合召喚!出でよ、秘術振いし魔天の龍!
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