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ぶそうぐらし!
第8話「ほうしん」
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  狙撃ポイントを見つける。...屋上よりも、三階からの方が狙いやすいな。

「後で三階でも探すか。」

  ....せっかく屋上に来たし、少しばかり寛がせてもらうか。





「.....ん....?」

「お、やっと起きたか。」

  どうやら眠ってしまっていたらしい。目を開けると、目の前に恵飛須沢がいた。

「戻ってこなかったから心配したぞ。」

「悪い悪い。久しぶりに開放感のある場所に出たからな。」

  バイオハザードが起きてからは、地下に居る事が多かったしな。

「そろそろ皆も部室に戻ってるし、行くぞ。」

「ああ、分かった。」

  俺は恵飛須沢について行き、屋上を後にする。





   ―――帰り際に先輩らしき幻が見えた。...そんな気がした。









       〜おまけ・その頃の友人〜





〈ガウッ!ガウガウッ!〉

「こっちくんなし!」

  犬に追いかけられながら、そう叫ぶ。

〈ガウウゥ....!〉

「ああもう、しつこいなぁ...!」

  そう言いつつ、どこかで手に入れた金属バットを構える。

「ホームラン!」

〈ギャウッ!?〉

  そして、犬をかっ飛ばす。

「うん。犬は厄介。よーく分かった。」

  ただし、簡単に対処できているらしい。

「...ここら辺の食料も尽きてきたなぁ...。」

  適当に民家に寄っては食べられる物を食べて行く。駅沿いには歩いているが、途轍もなくマイペースだ。

「...じゃ、そろそろ行こうか。」

  そして、また放浪するかのように、一応(・・)学校を目指していく。








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