暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 『アブソリュート クイーン編』
第1章-リンクスタート-
第6話『第1層ボス攻略会議』
[1/3]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「アスナ〜。遅れちゃうよー。」
寝坊したアスナが慌てて準備をしている。
「キリト君、どうして起こしてくれなかったのよー。」
昨日の疲れが残っているのか、アスナが珍しくぐっすり眠っていたため、キリトは起こすに起こせなかったのだ。
「お待たせーキリト君!」
いつもより綺麗めにオシャレをしてきたアスナの姿に、キリトの顔が紅くなる。
「アスナ、すっごく似合ってるよ。」
「えへへ〜。ほら、遅れちゃうから急がなきゃ!」
2人は宿屋を出て、ボス攻略会議が行われる《トールバーナ》に向かった。
《トールバーナ》には、すでに人だかりができていた。
「ねぇ、キリト君…人少なめじゃない?」
アスナの言葉に、すかさずキリトが周囲を見渡す。
確かに、以前のボス攻略会議よりも人数が少なくなっていた。
「モンスターの強さも以前とは比べ物にならないから、きっとその影響だろうな…。」
モンスターが強くなっていることから、安全マージンをきちんと取るプレイヤーが多くなり、それにつれあまりレベリングが進んでいない者が多いようだ。
だが、そのおかげで死者は今の所1人もでていなかった。
「はーい。それじゃあそろそろ始めさせてもらいまーす!」
ディアベルの声掛けに、集まった全員が耳を傾ける。
「俺の呼びかけに応じてくれてありがとう。俺はディアベル、職業は気持ち的に…ナイトやってます。」
砕けた挨拶に周囲の雰囲気が和やかになる。
「実は、俺たちのパーティがあの塔の最上階でボスの部屋を発見した。」
SAOには通常のフィールドの他に迷宮区というものがあり、そこに各階層のボスが待ち構えているのだ。
ディアベルのボス攻略に対する熱い決意を聞き、集まったプレイヤーの気持ちが一つにまとまる。
「まずは6人のパーティを組んでみてくれ。フロアボスは単なるパーティでは対抗できない。パーティを束ねた“レイド”を作るんだ。」
以前は、パーティメンバーが見つからず1人でいたアスナと2人だけのパーティを組んだのだった。
ー今回は敵の難易度が高くなっている分、大勢で組んだ方が良さそうだな…。ー
キリトはそう思い、周りを見渡す。
…しかし、すでにいくつかのパーティが出来上がりかけていた。
ー…やばい…早く探さないと…。ー
「俺をパーティに混ぜてはくれないか?少年。」
懐かしい深みのある声に、キリトが振り返る。
色黒でガタイのよく、ハートの熱い頼れる男の中の男…エギルだった。
「あぁ、もちろんだ!俺はキリト。こっちはアスナだ。」
「俺はエギル。力技には自信があるんだ
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ