暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第72話 ホッホ峡の決戦T
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た ユーリに………な女のコを増やしてやったぜ〜〜! 楽しみが増えたぜ〜〜! ……と、考えていない、と言えば完全に嘘になるだろう。
 それでも、ちゃんと考えている所は考えている。彼女も大概お節介なのだ。

「(……アイツ(・・・)のが感染っちゃったかもしれないけどね)」

 ロゼは、ぺこり と頭を下げつつ 戻っていくクルックーを見ながらそう思う。
 
「ロゼさんっ! 判りましたか!!」
「あーはいはい。清く、正しく、惑わずに。ね。後は スカートの長さはひざ下10cmまで〜だっけ?」
「って、それ、何処の学園の校則ですかっ!!」

 ロゼもセルも、何処となく楽しそうだ。
 戦争前だと言うのに。……ほどよく身体の緊張も解れている。

 最終的には、ミリが仲裁に入り 一応場を収める形になるのだった。
 (ミリにも思う所があるセルだが、彼女の部隊に入ってるから、整列を乱す訳にはいかないから……)



 とりあえず、場も良い具合に解れバレスら リーザス組が最終確認を其々の部隊にしていた時、マリアが不安要素を上げていた。

「……作戦は大丈夫かなぁ。一応 女仕官の人に色々としてくれたみたいだけど……、もし……」

 そう、セピアの事だ。
 最終的に言えば ユーリが話をした後、セピアには悪いがエクス、真知子らの協力を得て、彼女には別の記憶を植え付け、こちらの情報をホッホ峡にて、入手した。と言う事になっている。……こちら側で起きた事実は全て忘却させた上でだ。
 だが、それも100%なのか? と言われれば 正直な所 肯けない。それだけ、記憶と言うのは、脳と言うのは難解であり 操作ともなれば、非常に精密であり、高い知識や魔力が必要なのだ。……それでも、記憶の何処かに綻びがあれば、破綻しかねないのだ。

「がははは! 大丈夫だ。このオレ様が しーっかり 仕込んでやったからな! 相当参っていたぞ? 野菜のイケメン達をプレゼントしたのでな。がははは!」

 ランスは大口を開けて笑っていた。
 ……ランスは何もしていないのだけど、 とマリアは思ったが、ユーリの件もあるから合わせる事にする。

「はぁ、やれやれ。毎度毎度単純と言うか、何というか……」
「志津香」
「……判ってるわ。でも、アイツは馬鹿だから、大丈夫でしょ」

 志津香が思わず 呟きそうになった所をさりげなくユーリが口を出した。

 毎度の事、と言うのは 勿論、幻覚の魔法の事だ。セピアに色々としようとしていた時に、ユーリが幻覚の魔法をセピアにかけていたのだ。もう、いったい何度目か? と志津香が思うのは無理もなく、攻撃魔法でも同じ属性の魔法を何度も喰らい続けたら、それなりに魔抵値が上がり、耐性がつく……のだが、単純極まりないランスには 何度使っても効
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