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逆襲のアムロ
7話 激戦のアメリカ 11.05
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受けていた。

「中佐。このグランドキャニオンは厄介な地形です。伏兵は勿論。ここではガウの雨は効力は薄いと思われます」

「同感だな。この谷の入り込んだ地形は我々も下手したら迷子になり奇襲を受けかねない」

「どうなさいます。目標はあくまで敵戦力の削り取りと短期決戦の誘い込みです」


シャアはしばし考えた。シャア隊南方攻略は順調そのものだったが、ここにきてガイア隊の壊滅と連邦のウィスコンシンまでの進撃の報を聞いていた。すでに補給線としては伸びきっていた。ここら辺が潮時でもあった。

「この地形は攻めにくく守りやすいのは確かだ。ここで効果的な防衛ラインを敷けばそう破られはすまい」

シャアはそう言うとデニムに指示を出し、ザクの壁をグランドキャニオン内に築き、後方にガウ隊を控えさせ、駐留地を建てた。

そしてグランドキャニオンを北上し、ランバ・ラル隊と合流してノースダゴタよりウィスコンシンへ転進、連邦の後背を付くという作戦を取ることに決めた。

シャアはガルマ麾下の将官バイソン大尉にその場を任せると、デニム准尉を始めとするドム隊を従え、グランドキャニオンを北上始めた。

2時間ばかりホバー走行していると、シャアは上空に依然見た艦艇がミノフスキークラフト飛行をしてゆったりと南下していた。シャアは部隊を止めて、過ぎ去るのを物陰に隠れ待った。


「木馬か・・・」


ジオンではグレイファントムのことをコードネームで木馬と呼んでいた。しかし、依然見た艦より若干仕様がことなっていた。

その時であった。シャア隊の四方より砲撃がシャア隊に向けて打ち込まれた。

「なっ!」

シャアはすぐ部隊に散開指示を出し、2機のドムが刹那に撃破された。

「囲まれていたとは・・・」

シャアは哨戒を軽視しながら進軍していたことに後悔を覚えた。
地の利の面ではこの地域は連邦の勢力圏内。例え見つかりにくい地形でも連邦の方が索敵しやすい環境にあった。

シャアの前にガンダムが立ち憚った。

「ぬう。白い奴か・・・」

シャアはホバー走行でガンダムへ砲撃をした。アムロもバーニアとサイドステップで砲撃を避けてはビームライフルで応戦していた。その傍でカイがライフルで加勢をした。

「アムロばっかにカッコいいところ持っていかれても困るからね」

シャアのドムに向けて的確に射撃した。シャアは態勢を崩しながらもカイに向けてバズーカで砲撃し、カイのキャノン砲にヒットさせた。

「うおっ・・・」

カイは衝撃でよろめいた。その隙にシャアはホバーを活かし、ヒートサーベルを抜きガンキャノンへ斬りかかった。

「もらった!」

「やっ・・やられる!」

カイは必死の形相をした。しかし、アムロがジャンプ
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