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音駒高校排球部でパニーニの誕生日お祝いした。
2話 黒尾side

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「何なんだ、アイツ?」

研磨が用事なんて珍しいな。夜久も絡んでるのかぁ。
あー、なんか俺虚しいな。
いい加減にしろよ作者。俺の扱い雑すぎるだろ。結構根に持ってんだからな!?

「…………」

あほらし。何考えてんだろーな。
さっさと部室行くかー。

部室に向かって歩き始める。
すると、なにかの匂いが漂ってきた。

こ、これはっ。

「さんまぁぁあぁあ!!」

俺の好きなさんまの匂い。部室から漂ってくるらしい。
俺は部室のドアを開け放った。

ジュッ

「え?………あ、アッづあぁぁあぁぁあぁぁあ!?」

な、何かとてつもなく熱いものが俺の顔面に直撃、あっつ!?
シャレんなんないこれ熱い!!

下に落ちたそれを見る。
…焼き目のついたさんま。

えーっと、これは、このさんまを投げられたのか?

「クロ。誕生日おめでとう」
「え!?」

研磨が皿に乗ったさんまを俺に差し出してくる。

「いつもお世話になってる、お礼」
「…研磨!!」

そして研磨は、そのさんまを俺の顔面に押し付けた。

「あぁぁあぁぁぁあぁっついぃぃいい!?」

うぉぉおおと部室内でのたうちまわっていると、上で交わされる会話。

「やっぱ普通にやんのはつまらねぇな。これくらいしねぇと面白くない」
「さすが夜久さんっす!!ホント鬼畜!!」
「あ?なんか言ったかリエーフ?」
「な、何も言ってないっす…」
「リエーフ、お前後でみっちりレシーブ練な」
「ひぇぇ!!」

くっそ、これは夜久の仕業か!!

「まぁ、たまにはいいだろ。こんなのも」

にかっと笑う夜久は、悪気なんかなさそうで、俺のことを祝いたくて祝ったんだろうなと、思った。

…まぁ、その。

「……ありがとな」
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