1話 研磨side
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「……作者の俺の扱いが雑だ…」
「…どうしたのクロ。作者?」
隣の幼なじみは唐突に変なことをつぶやき出した。
…頭大丈夫かな。
あー、元からだっけか。血液とか酸素とか言い出すし、仕方ないね。
「ちょっ!?研磨今俺のこと馬鹿にしたか!?」
「……」
「無視!?無視やめろよ!!」
うるさい。
俺はサブバックの中からゲームを取り出し、中断していたボス戦を再開した。
と、思ったら。
「おーい研磨ーー!!」
向こうから夜久さんが走ってくる。
…あー、あれか。
「クロ。俺用事あるから先行ってるね」
「え、用事!?」
後ろで叫ぶクロを置いて夜久さんと合流。
「まだ言ってないよな?」
「うん。…何も言ってない」
今日はクロの誕生日。
まぁ、何だかんだでいつもお世話になってるし、一応、祝おうかな、って。俺がそう提案した時はみんなに驚かれたけど。
とりあえず部室でクロを待つ。それで、クロの好きなさんまを食べてもらう。
クラッカーで、お祝い。
単純だけど、クロなら、何でも喜んでくれる、かな。
少し口角が上がるのを意識した。
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