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逆襲のアムロ
6話 キャルフォルニアの嵐(キャルフォルニア奪還) 10.27
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続いてウォンは隣のガンキャノンの量産機を紹介した。

「こちらもガンキャノンをベースにできたRX-77D量産型ガンキャノンだ。あらゆる死角の排除を網羅し、かつキャノン砲の重量の不安定さを考慮した。こちらも10体この工場にある」

そして、最後に狙撃用の量産機を紹介した。

「こちらはRGM-79からの流れだが、RGM-79SCジム・スナイパーカスタム。ガンダム並の火力を備えた長距離支援型だ。こちらはカスタマイズ機故に前の2機より時間がかかる。今この工場には5機ある」

そしてウォンが3機の量産機についての捕捉をした。

「すべてが装甲面ではガンダム、ガンキャノン、ガンダンクよりコスト的に落としたので少々頼りないがな」

ウォンは説明し終えると、4人を前にして今後の話をした。

「ジャブローにも既にアナハイムの技術者、製造部ごと入っている。カスタマイズ機以外の同じ機体がこの2週間で50機ずつ納品予定だ。このデータも既に今より2週間前のテストのものを採用し、ジャブローにも通達済みだ。つまりジャブローにはもはや100体近くが納品されている。実地訓練も盛況のようだ」

ウォンは振り返り、部下の社員に話をしてその部下がある人物をここに呼んだ。
その人物は連邦の制服を身に纏った赤毛の女性であった。アムロは懐かしく思った。

「紹介しよう。こちらはジャブローより特別任務を預かったマチルダ・アジャン中尉だ。民間機で極秘にフォン・ブラウン入りしている。今後の作戦の水先案内人だ」

「マチルダ・アジャンと申します。ジャブローより任務を預かってまいりました」

赤毛の美女がはきはきと4人に自己紹介をした。ウォンは「では後はマチルダさんに任せます」と言い、その場を去っていった。するとマチルダが話を始めた。

「現在10・27を持って、ブライト・ノア中尉を連邦特務部隊グレイファントムの艦長に任ずる。そして最初の作戦はキャルフォルニアの奪還である」

ブライトは敬礼し了解でありますと答えた。マチルダは話を続けた。

「その母艦にこちらの工場のジム改とガンキャノンとスナイパーカスタムを搭載し、11.01に地球上空より大気圏侵入をし上空より強襲をかける。グレイファントムは上空よりモビルスーツ隊を降下し、ベースの占拠をしていただきます。周囲の掃討はジャブローからのモビルスーツ大隊が行うことになります。以上です」


マチルダが説明し終えると何か質問はと言った。するとアムロが挙手をした。


「敵戦力の解析を終えているのでしょうか?」

「無論です。ザクがキャルフォルニアだけで300体以上整備があると聞いております。概算だが、本部は今のモビルスーツ性能はザクを遥かに凌ぐという計算です。多勢に無勢という状況は無視するとい
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