1部分:第一章
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「出るのは夜かな」
今度は出る時間だった。
「そうだよね」
「私部活の帰りに見たわよ」
「俺塾の帰り」
「私お母さんと犬の散歩してたら」
皆それぞれその時何をしていたのかも語る。だがどちらにしろ時間帯が同じなのは確かだった。つまり夜というわけであるのだった。
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