13話 太陽side
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俺の病気だ。…突発的に、記憶がなくなるんだよ…っ」
「…!!そ、んなの、って…」
記憶がなくなる病気なんて、そんなの、あるわけないじゃないですか。
…何言ってるんですか、風間さん。
冗談も大概にしてくださいよ。
「風間、さん…。その、今までも、あったんですか?」
「分からない。俺も、今日初めて知ったんだ。…もしかしたら、俺の知らないうちに、何かを忘れているかもしれない」
「…………」
「…っ、にしても、あれだな…記憶が、なくなるって…」
「…か、ざまさ」
「結構、怖いんだな……」
風間さんの体は小刻みに震えていた。
記憶がなくなる。それに気づく。
いくら風間さんでも、そんな恐怖、耐えられるはずがない。
俺は思わず、風間さんを抱きしめていた。
「…太陽?」
「…落ち着くまで、ここにいます。…だから、我慢しないでください」
「………っ…バカ太陽」
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