第五十一話 激闘
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ださい……』
大臣はその言葉を最後に、旅立っていった。そして、大臣の亡骸も塵のようになって消えていった……。
*
ゲバン大臣の最後を看取った後、更に奥に進むと広い部屋にたどり着いた。
部屋の中心には玉座があって、それに座っているのは巨大な、馬を無理やり2足歩行させたかのような魔物。そして玉座の近くの柱にはビアンカが縛り付けられていた。
「よく来たな、グランバニア王。だが来ない方が良かったな。大臣を利用してこの女を連れ攫ったのはお前を誘き出し、俺自身が国王に成り代わる為だ」
「それはさせない!」
アベルが叫ぶが、魔物は面白そうに目を細めた。
「ほぅ。なら俺を止められるかどうか、お前たちを物言わぬ屍に変える事で教えてやろう」
魔物は玉座から立ち上がると、獰猛に叫んだ。
「我が名はジャミ!光の教団大司祭のゲマ様の側近だ!」
「行くぞ、皆。ビアンカを助けて、グランバニアに生きて戻ろう」
アベルは剣を構えて、皆もそれぞれの武器を構えて、私はジャミを見据えてーー。
そして激闘が始まった。
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