暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギアM〜ほぼ無敵が転生したそうです
35話 アイシャ
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
のアリバイをどうするか
 急にエルフナインの容態が治り、キャロルの記憶が元通りになるなんて.....一夜ではあり得ない
 こんな事出来るのは伊吹だけだ。なんて思われないと思うけど、念には念をってね

アイシャ「よし、記憶が元通りになったな」

 何もしていない筈なのにキャロルの記憶が元通りになったと言っている
 ややこしい記憶を修復するなんて、この人は何者だ?

「その能力に目覚めたのはいつですか?」
アイシャ「・・・ああ、話していなかったな」

 彼女の能力は自分や指定した者の願いを制限無しで無限に叶える事が出来る能力
 しかし、これは決して便利ではない。過去の伊吹の情報不足でもある

アイシャ「私の能力は決して便利とは言い難い」
アイシャ「どうしても、人間の精神力では願いを叶えるのに時間が少し掛かってしまう」
アイシャ「12年だ。12年掛けてやっと数秒で願いを叶える事が出来た」

 精神力を使う彼女の能力。10歳の頃に突然この能力に覚醒した
 最初はバターたっぷりのクッキーを食べたいと思うと、とてつもない疲労感と汗が滝のように溢れ出てきた
 そして、右手には大人の手のひらサイズの一つのクッキーがあった

アイシャ「奇跡.....そう思った...いや、確信したよ」
アイシャ「だが、この能力は私の運命の歯車を狂わせた」


 能力に覚醒した次の日に黒いスーツを着た五人のボディーガードに連れていかれた
 親は何も知らされてはいなかった。連れていかれる事に

アイシャ「見知らぬ男共に私は連れていかれた。後に分かった事だが、男共は政府の使者だった」
アイシャ「親には会わされず、軟禁か監禁か分からないような処遇を受けた」

 水増しされた塩味のニンジンと玉ねぎのスープと小さなコッペパン
 24時間外に出る事も出来ない。親にも会わされない。何故親に会えないのかも説明されない
 遊ぶ道具すらもない。普通の女の子がするような当たり前の事を出来ない

アイシャ「それからだろうか.....私の心が歪み始めたのは」
アイシャ「そして、私を監禁した張本人と対面した。私が帰れる方法は、このクソ野郎の願いを叶える事だった」
アイシャ「笑ったよ、それはもう胸が張り裂けそうになる程に.........ああ、コイツを殺したらどんなに楽しいか」

 断るとまた監禁された。だが、これで良かった
 今生きている時間を全てを費やして糧にする。願いを叶える為の力を蓄えれる
 願いを叶える方法は簡単だ。それはアイツをどんな方法で殺すかを願うだけだ

アイシャ「断ると監禁されたが、その男はもう死んでいる」
「え?」
アイシャ「あ、すまない。言葉が足りなかったな」
アイシャ「心が折れて死んでいるようなものだ。死
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ