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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第38話:濃いめの恋
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ってやったりって感じですよ。

しかし、場の空気が不思議な感じに……
ションボリしてたお母さんも、私とフレイを交互に見て苦笑い。
何かしらこの雰囲気は?

「お父さんの娘で、恋愛経験のないのはお姉ちゃんだけよ」
「そ、そうね……リューナちゃんも、お盛ん(?)みたいだもんね」
ん? ……如何いう事?

リュリュSIDE END



(グランバニア城・外務大臣執務室)
ティミーSIDE

「もうビックリですよぉ。まさかフレイに彼氏が居るなんて……」
「へぇ〜……フレイも彼氏が居たんだ。 ……ってか、複数居ないよな?」
前日のリューナの騒動でトラウマになった事を問い質す。

「大丈夫よぉ……フレイは真面目っ()ちゃんだから、彼氏も一人だけ。5年前にサンタローズに引っ越してきて、農園を営んでるマズラーさんとファムさんの息子さん。ファルマー君って言って、大根とかニンジンとかを育てて市場に卸してるの」

「ふ〜ん……フレイと同い年なの?」
「うん。私も何度か会話した事あるけど、昔のティミー君みたいに真面目な男の子よ」
“昔の”って言い方が引っかかる。

「今でも僕は真面目だが?」
「ううん違うわ。昔のティミー君みたいに馬鹿が付くくらい真面目なのよ。今のティミー君とは全然違うのよ」
何だ何だ……今でも僕は馬鹿真面目なつもりなのに!

チラリと妻に視線を移すと、
「まぁ羨ましい」
と言って、目立ってきたお腹を擦りながら笑ってる。

「如何だかなぁ……その歳で不純異性交遊を嗜んでるのに真面目と言えるのですかねぇ? 僕なんかは大人になるまで待ったからね!」
「ティミー君はご自分を存じないのですねぇ……」
おいおい昨日のキレっぷりをみても、まだ僕が馬鹿真面目じゃないと言いますか!?

「よし見に行こう! 今日の仕事はここまでにして、これからサンタローズに見学しに行こう!」
そう言い手元の書類を片付け始めると、机仕事が得意では無いリュリュも嬉しそうに片付けだした。

「ちょ……良いの、本当に?」
「仕事? まぁ今日くらい半日で終わらせても大丈夫でしょう。でも一応ウルフ君には断って行こうね」
そう言って妻の手を取り外出を促す。



(グランバニア城・国王主席秘書官執務室)

「ウルフ君。大切な妹の一人であるフレイに男が出来たらしいから、頼れる兄として為人を見定めに行ってくるよ。緊急の用件があったらMH(マジックフォン)で呼び出してくれれば駆け付けるけど、それ以外の用件だったら君の方で対処を宜しく」

「ああ゛? おいアンタ……どっかの国王に似てきたぞ。仕事を途中で抜け出して、殆どを他人に押し付けるなんて……あぁ、息子だから仕方ねーか。行ってこいよ、じゃぁ!」
強烈な
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