2部分:第二章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「彼女は俺のものだ、俺のものにする」
コーヒーカップを片手に宣言する。
「絶対にな」
「まあ頑張りな」
ソノーラはそんな彼に声をかけた。
「応援はするからよ」
「頼むぜ。それで見ていなよ」
また笑ってこう言う。
「俺が彼女をモノにするのをな」
「ああ、楽しみにしているぜ」
それからディックはことあるごとにエミーに声をかけるようになった。最初は嫌がっているようだったエミーもディックの押しに遂に負けてプロポーズを承諾することになった。プロポーズを受け入れさせたその日彼はあのバーで御機嫌だった。
「どうだい、俺はやったぜ」
隣に座わるジョニーやソノーラに対して自慢していた。
「彼女は俺のものさ。だから今日は祝いだ」
「飲むっていうのか」
「そうさ」
ソノーラに応える。
「とことんまで飲むぜ、いいな」
「ああ、好きにしな」
「今日は付き合ってやるか」
ジョニーも悪い顔をしてはいなかった。友人を素直に祝う気持ちがそこにはあった。
そこにはリーもいた。ディックは彼に気付いて声をかける。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ