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髑髏の微笑み
2部分:第二章
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「彼女は俺のものだ、俺のものにする」
 コーヒーカップを片手に宣言する。
「絶対にな」
「まあ頑張りな」
 ソノーラはそんな彼に声をかけた。
「応援はするからよ」
「頼むぜ。それで見ていなよ」
 また笑ってこう言う。
「俺が彼女をモノにするのをな」
「ああ、楽しみにしているぜ」
 それからディックはことあるごとにエミーに声をかけるようになった。最初は嫌がっているようだったエミーもディックの押しに遂に負けてプロポーズを承諾することになった。プロポーズを受け入れさせたその日彼はあのバーで御機嫌だった。
「どうだい、俺はやったぜ」
 隣に座わるジョニーやソノーラに対して自慢していた。
「彼女は俺のものさ。だから今日は祝いだ」
「飲むっていうのか」
「そうさ」
 ソノーラに応える。
「とことんまで飲むぜ、いいな」
「ああ、好きにしな」
「今日は付き合ってやるか」
 ジョニーも悪い顔をしてはいなかった。友人を素直に祝う気持ちがそこにはあった。
 そこにはリーもいた。ディックは彼に気付いて声をかける。


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