暁 〜小説投稿サイト〜
ウルゼロ魔外伝 GANTZ/ULTRASEVEN AX
ちいてんをはじぬる
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
う呼ばれてた」
ジンの言葉に西はそう言った。
キュイン!その音と共に、黒い玉、ガンツにいつからか表示されていた時間表示がゼロになっていた。
『それぢわちいてんをはじぬる』
怪しい日本語が表示されると、今度は電車の発車ベルのような音が鳴った。思わずぞっとした玄野と加藤。この部屋に来たときのトラウマとして残っていたのだ。すう…と時間表示が消え、今度は女の子の絵がメッセージと共に表示された。


巨乳
0てん
乳でかすぎ。
パンツ履かずにうろつきすぎ


「巨乳…って…」
ジンはなんとなく岸本の顔を見た。
「私!?」
「乳でかすぎ、パンツ履かずにうろつきすぎだって」
玄野がいたずらっ子みたいな笑みを浮かべる。
「なんかムカつく…」
ムスッとした声で岸本は呟いた。その画面が消えると、今度は加藤のものと思われる絵が表示された。


かとうちゃ(笑)
0てん
びびりすぎ
おおかとうちゃ(笑)死にかけるとわなにごとぢゃ

「…」
憮然とした表情でガンツを見た加藤。
「さぶ…」
「これ…絶対ウケ狙ってるよね」
ちょっと身震いした玄野と怪しそうに見る岸本。続いてガンツは目付きの悪い少年の絵を表示した。恐らく西だ。

西くん
3てん
トータル90てん
あと10てんで終わり

「ちっ…3点かよ」
小さく舌打ちの音が響いた。
玄野はちょっとドキドキしていた。一応彼も戦った身だ。もしかしたら…と思いきや、ガンツは玄野の予想を見事に裏切り、しかも恥ずかしいことを表示した。


くろの
0てん
巨乳見てチ○コ立ちすぎ


「え゛!?」
「巨乳見てチ○コ立ちすぎ」
西はバカにした顔で笑っていた。密かにやジンもププ…と笑いを堪えるのに必死だった。岸本は恥ずかしそうにそわそわして加藤の後ろに隠れた。玄野の視線がかなり気になってしまっていた。
そして最後にジンの顔と点数が写された。



ジン(?)
10てん
トータル10てん
あと90てんで終わり


「10点…?」
ジンは首を傾げた。
「いつの間に…」
玄野はちょっと悔しげにジンを睨んだ。
「おいあんた…他にいたネギ星人と戦ってたのか?」
西の言葉にジンはギクリとした。


恐らくガルキメスや宇宙船を落とした時の点数だ。
正体がバレた…?その恐れが彼を侵そうとした。もしバレたら…ジンは西を見た。自分の正体を知ったらさっきのように自分を襲ってくるのでは?と思っていた。
「ふん、まあいいさ」
西は玄関のドアに向かって歩き出した。
「おい、どこ行くんだ?」
加藤の言葉に西はきせるを返して玄野たち四人を見た。
「玄関開いてるぜ。帰りたきゃどうぞ」
「帰れる!?」
死んだとばかり思っていた玄野たちは半
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ