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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第二十八話 事件解決
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、動こうにも動けない。

「ふっふっふ……やっぱり、僕は勝者なんだ……生まれながらの勝者……僕が負ける事なんてありえないんだ……」

そんな事を呟きながらどんどん後ろへと下がるスバル。

このままでは逃げられる、と全が思った瞬間








ガシッ!!!!!!








何かの腕がスバルを羽交い絞めにした。

「っ!な、だ、誰だ!?」

羽交い絞めにされた事でフェイトはからくも脱出。すばやく距離を取る。

そして、スバルを羽交い絞めにした人物を見て誰もが硬直した。

それは

「「父さん!?」

「「アリットさん!?」」

「兄さん!?」

他でもない、先ほどまで死に体だったアリット・テスタロッサだったからだ。

「これ以上罪を重ねるのは……止めろ、スバル……!」

「何をする!?離せ!!」

じたばたともがくスバル。アリットは先ほどまで縛られていたせいであまり力が出ないのか、勢い任せに振りほどかれる。

「うわっ!?」

「父さん!」

フェイトとアリシアは自身の父親に近寄る。

アリットは目を開かずに、声のする方に顔を向ける。

「おお、アリシアに……アリシアとは違う声がフェイトだな……」

「父さん、目が……?」

父親が目を空けないのを目が見えないと取ったのかフェイトがそう質問する。

「いや、お前たちの死を見たくはないんだ……娘の死なんて、見たくはないんだ……」

「あ……」

その言葉で先ほどのスバルの言葉を思い出す。アリットには死が見えている。

その死という物をアリシア達にも見てしまうから、目を開けたくはないのだろう。

「はぁ、はぁ……何でだ、何で起きれている!?お前から因子を抽出し尽した!その果てに待っているのは死の筈だ!!」

スバルは息を荒げながらそう叫ぶ。

「ああ、確かに死に体だったさ……でもね。人間の生命エネルギーっていうのは無限に湧き出る物なのさ。そうそう簡単に吸い尽くせはしない。ましてや……ずっと俺と一緒に生きてきた目の力だぞ?」

「くそくそくそ……なんで僕の思い通りにならないんだ……兄さんも、お前らも!!!!」

「人生さ、そうそう上手くはいかないものさ」

こうして、この事件は幕を閉じた。




































事件の顛末を言及しておこう。

スバル・カルヴァドスは逮捕。あの研究所は閉鎖された。

計画によって作られた子供達は管理局で厳重に保護。その後の生活を約束された。

そして、この計画によって一番の被害者であるア
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