4部分:第四章
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そこで女を見た。まあ点いている電灯には影が浮かび上がる筈である。しかし。
影がないような気がした。隆一も卓也もそれを見た。だがそれは見えなかったことにした。
「行くぜ」
女を振り払うかの様に車を出した。駐車場を出る時に彼女がずっとこちらを見ているように思えたし何か手招きをしているのも見えたがそれは見えないふりをした。自分自身に対して幽霊なぞいない、夜のあれが本当なんだと言い聞かせながら駐車場を後にしたのであった。
幽霊はいつも気まぐれ 完
2006・10・19
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