33話
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したのかこれ以上何も言ってこなかった。
「・・・ふう」
と剣の練習を考えていたメニューを終え一夏達の元へ向かう。
「おーい??」
「うぐっ・・・」
「待ってたわよ〜暇だったわ」
「いや一夏がなんか瀕死なんだが??どうやったらこんなズタボロ雑巾みたいになるんですか?」
「いやあなたが来るまでずっと組手してただけよ?前みたいに」
「前って・・・楯無さんも遠慮がないなぁ。ほら、立てるか?」
「す、すまん」
「ほらそこに座っとけ。俺と楯無さんが終わるまで休んどけ」
「え?終わるまで・・・?」
「いや組手するんだろ?それにメニューもしないとな」
「いやそんなに淡々と言わないでくれぇ!」
と涙を流しながら俺にメニューを減らしてくれと言っていたから組手を無くした。何事も持続が大切だからな。
「用は済んだ?」
「良いですよ」
「なら行かせてもらうわよ?」
「ええ、どうぞ」
と楯無さんが構えてくるので俺も構える。でも楯無さんの組手はいつも後手からの一撃なので俺は組みにかからない。
「ふっ!」
「おっと。危ない危ない」
と手を伸ばし裾を掴もうとするが手を払う。ついでに足も払い投げる。
「くっ!」
「今の踏み込みは危なかったですね」
「なによ。随分と余裕そう、ねっ!」
「っ!」
と腰を低くして突進してくるので掴み損ね、そのまま倒されそうになるがその倒す勢いでバク転し難を逃れる。
「まったく、恐ろしいほど身軽ね」
「まあこれ位出来ないと・・・!」
と、こんな組手を夕方まで続けた。
ー食堂ー
いつものメンバーで食事をとる俺たち。それで、
「そろそろアレがあんのかぁ」
「アレって?」
「ああ。キャノンボール・ファストのことだよ。」
「別に泰人には、ってああ泰人は国からの補助とか無いんだっけ?」
「いや無いことも無いんだが・・・俺のISの能力のせいか外部からの装備を受け付け無いんだよな」
「そうなのか?別に能力で作れるんじゃ?」
「そうなるとなんか構造からなにから違うからデータとっても意味ないらしくてさ」
「ふーん。なんかただ出たくない言い訳に聞こえるのは俺だけか?」
と一夏が箒らに振り向くと、みんな俺を睨んできた。
「うぐっ・・」
「なにが不満なんだ?泰人なら優勝も目指せるじゃないか」
「俺はあんまり目立ちたくないんだよ。だからあんまり行事とか参加したくないんだ」
「そんなこと言ったってもう十分目立ってるから心配するな」
「「「「「なにを今更」」」」」
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