33話
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いる。一夏?一夏はー
「うぐおおおお・・・わからん!」
「うるせえぞ一夏」
「すまん・・だけどここのやつが分からなくてよ」
「ああ、ここはなー」
とまあ、勉強中。俺たちは基本の勉強に加えISの専門的な知識を同時に勉強するのでこんな感じで暇があると勉強をしている。幸い飲み込みが早くそんなに分からないところがないのでそろそろ生徒会の仕事も短期間だが手伝って欲しいものだ。
「よし大体の書類は纏めれたのでここに置いておきますね。俺は少し用事が・・・」
「待ちなさい、5分で終わらせるわ」
「・・・いや無理ですよ。魔法でも使わないとこの量は・・・」
「ふっ、私を嘗めては困るわ」
と、手をスッと持ち上げ、深呼吸するとー
「ハッ!」
と共に目の前の書類を素早く目に通し、簡単なものから判子やらサインやらを書き込む。
その間にも虚さんやのほほんさんに指示をして何か文を書き込ませている。
「・・・うそーん」
「ふう。さあ、行きましょう?」
と、運動後のような清々しい笑顔で額の汗を拭い、言ってくる。
「・・・よし!俺も連れてってくれ泰人!」
「いや、よしじゃねえよ。これから用事が」
「「どうせ特訓だろ(でしょ?)」」
「いや合ってるけどさ!」
「こんなやり取りする時間がもったいないでしょ、さ、行きましょ」
と腕をグイッと引き、武道館へ行こうとする楯無さん。
「・・・はぁ、わかりましたよ。わかりましたから引っ張らないで下さいよ、コケるんで」
「ムッ。今さりげなく背が低いと言ったわね?」
「あはは、そんなまさか」
「こら、目を逸らさない」
と顔を向かせようと手を伸ばそうとしてくるがヒョイと避ける。
そんな感じで楯無さんとじゃれながら行く途中、ふと一夏が
「仲良しだなぁ」
と言っていたが俺は楯無さんの「避けるなー!」の声で聞こえることは無かった。
「あら?一夏と楯無さんが来るとは珍しい」
「すまん引き剥がそうとしたが失敗した」
「・・・ふむ。私は構わないが」
と、特に何も言わずに戻っていった。ここは普段、剣道部のみなさんが使っているのだが俺も最近は剣の練習で使わせてもらっている。
「じゃあ楯無さんは一夏と組手でもしててくれ。俺は向こうへ行ってくる」
「泰人くんと戦いたかったんだけど・・・」
「いや前したじゃないですか」
「あれのリベンジがしたいの!」
「俺も組みたいぞ」
と楯無さんと一夏が抗議するので
「分かった分かった後でやりましょう。取り敢えず俺のほうを先にさせて下さい」
と妥協案を出すと納得
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