第十四話 風林火山と黒ずくめ
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そう言えば言ってなかったか。俺の索敵スキル有効範囲は約200メートル。
攻略組っていってもこんなに広いのは俺だけだろう。
なぜこんなに広いかと言うと、mod、"索敵範囲拡張" と俺の来ている群青のゴーグル、
"ゴーグル?オブ?スカイ"の索敵範囲拡張効果の結果だ。"スカイ"なのに群青なのは気にするな。
とまぁそろそろ感知したプレイヤーがこっちに着きそうだ。
「はぁ〜やっと安全エリアかよ???」
「なんだあのバカ速いリザードマンは?????」
「最前線コワイ?????」
現れたのは趣味の悪い赤いバンダナの男を筆頭とした男衆。
全員が統一した武士の様な格好だ。と言うかアイツは?????
「おおっ!キリトとジョーじゃねぇか!久しぶりだな〜!」
「????ようクライン。まだ生きてたのか。」
「ようクライン。その野武士面は相変わらずだな。」
そう、始まりの町出会った野武士面の男、クラインである。
???まさか、あの頃の俺にはこんなことは想像できまい。
あのフレンジーボアにやられてた男が今やエクストラスキル"刀"の使い手、
そして攻略組ギルド"風林火山"のリーダーだ。
????よくそこまで出世出来たもんだ。
「かぁ〜全く愛想ねぇ奴らだな〜!」
「まぁそう言うなよ。」
そう言って後ろの柱(?)に寄りかかる。
「ん?今日はお前らだけじゃないの?????」
そこまで言ってクラインは固まった。その視線の先には俺の後ろに座っていて
死角になっていたアスナが。
「ああ。紹介するよ。BOSS戦とかでみたことあるだろうけど血盟騎士団副団長、アスナだ。」
「宜しくお願いします。」
キリトが紹介し、アスナが挨拶しているがクラインは固まったまま。
「おいクライン、何とか言え、ラグってんのか?」
そういって肩を叩くと、
「ど、どうも初めましてッ!クラインと申すもので24歳独げふぁッ!」
「あらアスナ、キリト、ジョー。こんにちは。」
肩を叩かれたことがスイッチになり弾ける様に話し出したクラインだったが
突如現れた黒い塊(メリー)がクラインにタックルを噛まし中断させた。
メリーはそんなことなど気にも留めずに普通に挨拶してきた。
あれ?挨拶っていつからタックルになったんだっけ?俺は聞いたことないぞ?
「よ、ようメリー。」
「メリーさん!?何でここに!?」
「と言うかいつ来た!?」
キリトが反応出来ない速さだと????!?まさかこの野郎こんな下らないことに
"暗黒剣"使ったのか?
「下らないとは何よ。」
「ナチュラルに心を読むな。」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ