第1章:平穏にさよなら
第14話「魔法の特訓」
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言うのがよくわからないんだろう。
「魔法を避ける練習とか、そこら辺だな。」
「なるほど。」
とりあえず、休憩するために変換資質で創りだした刃を潰したナイフでジャグリングをする。
...え?休憩してないって?魔力はこれ以上使ってないし、大丈夫大丈夫。
「....ん、よし。回復したよ。」
「僕も回復してるなっと。」
緋雪の言葉に、僕はナイフをキャッチしながらそう答える。
「じゃあ、早速行くから、ちゃんと避けなよ?」
「えっ...?」
「シッ!」
キャッチしたナイフを投擲する。
「うひゃぁっ!?」
「さてさて、どんどん行くぞ?」
魔力弾を五つ出し、攻撃する。
「ちょっ、いき、なりっ、すぎ、ないっ!?」
「そういう練習だし?」
「にゅぁああああああ!!?」
次々と飛来する魔力弾を、危なげながらも回避する緋雪。
「ほいほいほいっと。」
「そんな操〇弾みたいに!?ちょ、避け、づらっ...!」
シュババっと手を動かし、五つの魔力弾を自由自在にコントロールする。
あ、当たった。
「いたっ!?」
「あー...デバイスとか障壁も使っていいよ?」
「あ、そうなの?」
いや、避けるだけだったらそれこそ魔法の意味が少ないし。
「そう言う事なら!....って、え...?」
「まぁ、そう簡単に魔力弾を消させないけどね。」
迎え撃とうとして空振りする。僕が魔力弾を回避させたからな。
「あたっ!?ちょ、当たら、ないっ!?って、また痛っ!?」
緋雪は杖を振り回すが、一切当たらず、むしろさっきよりも被弾している。
「あーもう!盾!」
「お、障壁を張って来たか。」
なら、と、魔力弾を鋭く、まるで針のようにする。
「...えっ?魔力弾って、そんな事できるの...?」
「僕の魔力弾って、変換資質のおかげで自由に形が変えられるんだよね。」
つまり、鋭くすればその分、貫通力が増えるって事だ。
「貫け!」
「え...〜〜〜っ!!?」
針の孔ほどまで鋭くした魔力弾は、障壁を破壊せずに貫き、そのまま緋雪に直撃した。
「鋭くした分、魔力密度も高くなってるから、障壁も貫けるよ。」
「いや...怪我はしてないのに痛くてそれどころじゃない....。」
むぅ...もっとやりたい事はあったんだがな...。
「じゃあ、今度は緋雪の番だよ。」
「いつつ....お返しなんだから!」
お返しとばかりに魔力弾を僕に撃ってくる。
「っと。」
「逃がさない!」
「やっぱ速いなっ
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