第1章:平穏にさよなら
第14話「魔法の特訓」
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魔法です。魔力を球状に固めてください。〉
「えっと....こう、かな。」
掌に浮かぶように魔力弾が出てくる。
〈では、それを自由にコントロールしてください。後は数を増やしたりしていけば立派な遠距離魔法です。〉
「し、シンプル....!」
確かにちゃんと魔力を固めればそれだけで鈍器のような攻撃ができるけどさ。
〈こればかりはお嬢様による応用に任せられます。〉
「そっかぁ....。」
リリなのに出てくる魔導師たちも皆同じような感覚だったのかな?ともかく、これは練習あるのみだね。
「あっ、遠距離と言えば、砲撃魔法とかはないの?」
〈ありますよ。ただ、まずは魔力弾を普通に扱えるまでは危険です。魔力が暴発する事もあるので。〉
ちょ、物騒な...。でも、暴発するのなら後回しかぁ...。
〈基本となる魔法はこのぐらいです。後は念話や並列思考ですが...これは日常生活で練習すればいいので今はいいでしょう。〉
「じゃ、しばらくは練習だね。」
それからしばらく、魔力の操作を練習したり、魔力弾や武器を上手く作るのに勤しんだ。
「...ふぅ〜....結構、疲れるものだね...。」
〈これで基本はほぼ完璧です。実戦でも問題は早々起きないでしょう。〉
何とか魔力弾を多数展開して操作や、砲撃魔法などを使えるようになった。...私の魔力、凄く操作しづらいと思うのは私だけ!?
〈しかし、お嬢様は未だにご自身の魔力に振り回されている節があります。基本魔法の習得に時間がかかったのもそれが影響しているのでしょう。〉
「ど、通りで難しかった訳...。」
〈ですので、今度は精密操作などで魔力操作に慣れてもらおうと思ってますが...お嬢様は相当疲労されておられるようなので、一度休憩しましょう。〉
「そ、そうするよ....。」
魔力も結構使ったので、だいぶ疲れた...。
「あ、そうだ。お兄ちゃんの方はどうなってるかな...?」
気怠くても歩く体力は結構余っていたので、お兄ちゃんの所へと向かう。
「...これ、は.....。」
〈...流石...と、言うべきでしょうね。〉
お兄ちゃんの所に来てみると、五つの空き缶にそれぞれ魔力弾を毎回違う缶を狙って当てて飛ばしていた。
「...ねぇ、シャル。これって、どれくらい難しいの?」
〈五つの魔力弾を別々に動かし、さらには毎回狙う缶を変えているので、そうですね...魔力操作が難しい魔法を10としたら、ざっと100は行きますね。〉
分かりづらい例えだけど、凄いのは何となくわかった。
「凄い...正確
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