2対3?
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
考えを持っていると思えば2色の氷を使っても何も変なところはない。
「気のせいじゃねぇのか?」
「そうなのかねぇ・・・」
ガジルさんにそう言われても納得のいかない様子のラクサスさん。何が気になったのかわからないけど、たぶん気のせいだと俺も思うし、レオンの応援に戻ろうっと。
「アイスメイク・・・・・片刃剣!!」
レオンは片面にのみ刃のついた氷の剣を作り出し、ミリアーナさんへと斬りかかる。
「まただ・・・」
後ろでラクサスさんが何か呟いていたが、試合に集中していた俺やエルザさんには聞こえていない。
「ニンジンミサイル!!」
「ごはっ!!」
ミリアーナさんに片刃剣が当たる寸前、ベスさんが立ち上がり放ったニンジンたちがレオンにぶつかり、吹き飛ばされる。
「この・・・波ど―――」
「させない!!」
ユウカさんは自分に半身を向けているベスさん目掛けて波動を繰り出そうとしたが、その上にミリアーナさんがジャンプで接近していた。
「キトゥンブラスト!!」
チューブを渦のように使うミリアーナさん。そのチューブが突然ピンク色に光り出す。
「ぐっ!!フェイントか!?」
ユウカさんは目眩ましを受けミリアーナさんの姿を見失う。
「もらったぁ!!」
ミリアーナさんはそのユウカさんに肩車するかのような形で乗っかり、
「猫パンチ!!猫パンチ!!」
「いてててて!!」
顔をグウで殴打する。
『おおっと今度は人魚の踵の反撃開始か!?』
何度も何度もパンチするミリアーナさん。ユウカさんはただされるがままの状況になっている。
「ふぅ。ひとまず大丈夫そうだな。それにしてものびのびと戦えているなぁ」
一時劣勢になりかけたミリアーナさんたちを心配していたエルザさんだったが、なんとか持ち直すことができて安心しているようである。
「アイスメイク・・・イーグル!!」
見かねたリオンさんがユウカさんを援護しようと氷の鷲を作り出す。
「あなたの相手はあちきだよ!!」
「なっ!!」
だがリオンさんのすぐ後ろにベスさんがやって来ていた。
「ニンジンミサイル!!」
「ぐはっ!!」
超至近距離で魔法を出されたために避けることができなかったリオンさん。ミリアーナさんにさんざん殴られたユウカさんもようやく解放されたがその際に踏み台にされた形となり、後方によろけたユウカさんとリオンさんが調度後ろにいたレオンと集まるような形で並ぶ。
「まだまだこんなんじゃないよ!!」
「こっちは毎日カグラちゃんに鍛えてもらってるんだから!!」
ミリアーナさんは両手にはめていた手袋を外す。そこから現れ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ