2対3?
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げぇ余裕だな、おい・・・」
「さすがリオンくんだね」
ジュビアさんのことばかりを考えていられるリオンさんの余裕に呆れたような感じのユウカさんと同じようにかなり余裕そうなレオン。
「コラァ!!まじめにやらないと3人とも回すよ!!」
蛇姫の鱗のマスターであるオーバさんは指をクルクルさせながらそう言う。
「制限時間は30分!!それでは試合開始カボ!!」
ゴォーン
試合開始の銅鑼と同時にまずはミリアーナさんが動き出す。
「先手必勝!!」
羽織っているマントを脱ぎ捨て高々とジャンプするミリアーナさん。
「ネ拘束チューブ!!」
ミリアーナさんの手から一本のオレンジのチューブが繰り出され、レオンたちを縛ろうとする。
ガッ
しかしその攻撃を3人はあっさりと交わしてすぐに体勢を整える。
「ニンジンミサイル!!」
「!!」
すると今度はユウカさんの前にいつの間にかやって来ていたベスさんが無数のニンジンを放ち攻撃を仕掛ける。
「波動!!」
だがそれもユウカさんの波動の前では無力、あっさりと消されてしまう。
「ん?」
その様子を横目で確認しつつミリアーナさんとカグラさんにも注意を払っていたリオンさんはあることに気づく。
こちらに走ってくるミリアーナさんの後ろに控えているカグラさんが全く動く様子が見受けられないということだ。
「もしかしてミリアーナさんとベスさんだけで戦うつもり?」
「蛇姫の鱗相手に大丈夫なのかい?」
ソフィアとアラーニャさんが戦っているミリアーナさんたちを見てそう言う。
「カグラはやれると判断したんだろう。ここは任せてみようじゃないか」
心配しているソフィアたちとは違い、カグラさんの判断なら大丈夫と思っている様子のリズリーさん。3人が話している間にも2対3の戦いは激しさを増しており、闘技場の至るところから砂煙が巻き上がっている。
「カグラちゃんが出るまでもないね!!」
「あちきたちだけで余裕だよ!!」
ミリアーナさんのチューブとベスさんの野菜たちがリオンさんとレオンを攻め立てるが2人はそれを見切って交わしていく。
「ずいぶんとナメられたものですわね」
「よっぽど自信があるんじゃない?」
シェリーさんとシェリアがエースのカグラさんを温存しつつ戦っている人魚の踵を見てそう言う。その隣では明らかに苛立っている人がいるようだけど。
「おのれ・・・人魚の踵・・・」
オーバさんは余裕綽々な戦法を取る人魚の踵を見てプライドを傷つけられたと思ったのか、眉間にシワを寄せていた。
「リオン!!レオ
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