第3章 リーザス陥落
第71話 光明見えるジオ戦
[17/19]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ドは ぱぁっ と明るくなる。……戦場だと言うのに、恐怖心などない。一緒に戦っているから、それだけで心強いのだ。
勿論、ランスはムカついた様子だ。そして、かなみも ものすごく複雑そうだ。
そして、こちら側の部隊編成は完了した。後はまだ色々と話し合っているリーザス側だ。ユーリも踏まえてでの確認を実施する。
「さて、と。バレス、エクス、ハウレーン、アスカ、メルフェイス達のリーザス部隊は周囲の高台。全体を見渡して、弓兵、魔法兵を配置して、援護射撃を頼めないか。頭上という死角から頼む。……後は一番広い正面はチューリップが陣取る上での配置もな。枝道側に関しては 多く配置をすれば、奇襲を悟られる可能性が高いから、今の部隊だけで良い」
「承知しました」
「任せてください」
「ええ。弓兵の練度に関しては 我々も自負をしています」
「がんばるおーーっ!」
リーザス側のメンバーが其々頷いた。戦力としては 申し分ないし 寧ろ主力だと言っていい。今回の立地条件を考えたら、これが最適だろう。奇襲を掛けて、慌てている所に 頭上から、更に追い込みを賭ける。言わば本隊だ。如何に数で劣ろうと、奇襲が成功し、その後の追撃であれば、戦力は 倍にも3倍にも感じる筈だから。
「そうだそうだ。遠くから、チクチクと攻めろ。仲間にあてるんじゃないぞ」
ランスに関しては、もう少し具体性の欲しい所だが、十分すぎる程にユーリがフォローをしているから、不思議と噛み合っているのだ。
そして、話はランスとユーリに。
「さて、と。んじゃあ、ランスだが お前はどうせ、後方の高台か?」
「がははは! 当然だ。司令官のオレ様が前になど、いられるか。優雅に一番高いところで 見物させてもらうぜ」
「だろうと思った」
「うん。……私も思った」
「はぁ、馬鹿と煙は、ってヤツね」
ユーリと正面に立つマリアも同感だった様だ。そこですかさずランスは答える。
「がははは。安心しろ。やばくなったら、助けてやる」
「それだけは信用出来るぞ? マリア。この部隊の編成を考えたら」
「へ? どうして??」
マリアは、ランスの言葉は胡散臭い。と思ったのは事実だ。が、ユーリは肯定をしているから、気になった様だ。
「……女の子達が満遍なく、全部隊にいるから、でしょ?」
「その通りだ。信頼出来るだろ?」
ユーリは失笑をしながら、志津香にそう言う。呆れ果てる志津香、そして納得を出来てしまう自分も、何処か嫌だった。
「その代わりにお礼で〜、と要求するんでしょ……」
かなみも、同様だった。
「命の代価なんだから当たり前だろう。嫌なら、死に物狂いで戦え」
「安心しろよ。ランス。……ここにいるメンバーは強い。負
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ