暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another12 最凶兵器 にゃんこグローブ
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やルナも閉口するしかない。
黙り込んでしまったゼロにシナモンは不安そうに見つめる。

シナモン「あの…私、変なこと言いましたか?」

ゼロ「…シナモン、お前は造られてから何年経つ?」

シナモン「えっと、13年です」

ゼロ「まあ、長くもなく短くもないな…本当に食べ物を口にしたことがないのか?」

シナモン「はい。…おかしいですか?」

ゼロ「シナモン…悪いが、俺から見ても人生の半分は損していると断言出来るぞ。」

ゼロからしてもエネルギーパックだけの生活は味気なさすぎるのだ。
ゲイトでさえも自販機でハンバーガーなどを購入したりして簡単な食事をしていると言うのにだ。

ゼロ「これはエックス達に報告すべきだな…」

シナモンの食事事情を聞いて、流石にこれはないと判断したゼロ。
その判断にアリア達も親指を立てた程である。










































そしてモニタールームに戻ってきたゼロから今、席を外しているアルの代わりに報告書を受け取るエックスとナナ。

エックス「どうしたんだい?ゼロ?物凄く微妙な顔をしているけど?」

ナナ「シナモンに何か問題でもありましたか?」

ゼロ「…見れば分かる」

深い溜め息を吐きながらゼロから渡された報告書を首を傾げながら読むエックスとナナ。

エックス、ナナ「「…………っっっっ!!!!?」」

報告書を読んだエックス達の目が驚愕で見開かれた。

エックス「ガウディル博士!!何なんですかこれは!!」

ガウディル「クワッ!!?何のことじゃ?」

ナナ「何のことじゃありません!!朝、昼、夕食がエネルギーパックだけなんて!!栄養バランスが偏りすぎです!!私達レプリロイドにも様々な栄養素が必要不可欠なんですよ!!」

エックス「ちゃんとした食事を食べたことないなんて、シナモンが可哀想だと思わないんですか!!?」

ガウディル「ちょ、ま、待つんじゃ…大袈裟じゃろう。たかが食事で…」

ナナ「たかが食事!!?」

エックス「食事はレプリロイドにとっても大切なことです!!今日からシナモンの食事管理は俺達がします!!ガウディル博士には一切口出しさせませんからね!!」

ナナ「私達はシナモンの味方ですから!!」

今日からシナモンの食事管理はエックス達がすることになり、ガウディル博士はエックス達に何も言えなくなるのであった。
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