暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはVivid 〜己が最強を目指して〜
第5話 「金色の来訪者」
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。あぁ……変な緊張を感じる。
などとあれこれ考えながらも、顔には出さないようにしながら少女をリビングへ案内する。彼女をソファーに座らせ、お茶を出すと僕の方から話を切り出した。
「さて……まず君のことを聞かせてもらっていいかな。君は僕のことを知ってるみたいだけど、僕はまだ君の名前も知らないし」
「あっ、そういえばそうだったね。私はアリシア・ライトミリア、よろしくキリヤ」
一瞬異性に触れることや疑心から躊躇もしたが、彼女の無邪気な笑みを見た直後、気が付けば僕は差し出された手を握り返していた。
「うん、よろしくライトミリアさん」
「アリシアでいいよ。私もキリヤって呼んでるし……勝手に呼んじゃってたけど、キリヤって呼んでいいかな?」
「あはは、今更だね。うん、別に構わないよアリシアさん」
昔は出会ってすぐの異性を名前で呼ぶなんて出来ない方だったけど、最近はあまり抵抗がなくなってきている。多分この世界というか、僕が知り合う人達が壁を作ろうとしない人だからだろう。すぐに名前で呼んでいいと言ってくる人が多かったし。
「キリヤ、さんもいらないよ。私もあなたと同じ16歳だから」
「えっと、さすがにいきなり呼び捨てにするのはちょっと……」
「そっか……まあ無理強いは良くないし、今日会ったばかりだから仕方がないかな」
下の名前で呼んできていたので、押しが強いタイプなのかと思っていたけど、どうやら相手の様子を見て判断できる子のようだ。
それにしても……アリシアって名前どこかで聞いたような。姿もハラオウンさんにそっくりだけど、転生する際にそういう風にしてもらったのかな。
「どうかした?」
「あぁいや、ちょっと君の名前に聞き覚えがあって。それと知り合いの友達に姿が似てるから気になっちゃって」
「なるほど……なら話が早くなるかな」
アリシアさんはそう言って一口お茶を飲む。そのあと姿勢を正すと、真っ直ぐな瞳をこちらに向けて話し始める。
「あなたの疑問に答えながら話していくね。まず私の名前――アリシアって名前に聞き覚えがあるのは、あなたがこの世界に来る前の時間……あなたが元居た世界では《無印》や《As》って呼ばれているときにその名前が出てきているからだと思う」
「……ということは……もしかして君は」
「そう、私は元々アリシア・テスタロッサと呼ばれる存在だった」
アリシア・テスタロッサ。転生する前の記憶は霞みつつあるから部分的にしか分からないけど、確か《無印》の時は重要な存在だった少女のはず。
だけど彼女は事故によって命を落としてしまい、母親であるプレシア・テスタロッサは壊れてしまう。それからの流れは……確かプロジェクトFの研究を行ったり、アルハザード
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