ターン36 鉄砲水と破滅の光
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回転スピードを完璧に見極めて止めたはずのカードはなぜか正位置で停止する。
「光の結界の正位置。これにより、このターンもアルカナフォースの効果決定権とライフ回復効果はこのターンも持続する。そして速攻魔法、フォトン・リードを発動!手札からレベル4以下の光属性モンスター1体を特殊召喚する。出でよ、帝王のアルカナ……アルカナフォースIV−THE EMPEROR!」
アルカナフォースIV−THE EMPEROR 攻1400
大量の機械の触手を生やした、翼の生えたなんだかよくわからない生物。どこらへんがどう帝王なのかはさっぱりわからないが、それにしてもなんでまた通常召喚もできるモンスターを特殊召喚したんだろう。
「疑問に思っているようだな、今教えてやろう!速攻魔法、地獄の暴走召喚!」
まるで心を読んだかのような……いや、そこまでできたらいくらなんでもチートなんてレベルじゃない。多分僕の顔に出てたんだろう。そう思いたい。だけど、地獄の暴走召喚か。攻撃力1500以下のモンスターの特殊召喚をトリガーとして発動され、デッキから同名モンスターを2体特殊召喚するカード。その代償に僕もフィールドのモンスターと同名カードを2体特殊召喚できるけど、あいにくとハンマーもスライムもピン刺しだ。
アルカナフォースIV−THE EMPEROR 攻1400
アルカナフォースIV−THE EMPEROR 攻1400
「そしてエンペラー3体の効果を光の結界により決定、全て正位置だ!そしてエンペラーは正位置の時、私のフィールドのアルカナフォースの攻撃力を500ポイントアップさせる!」
「エンペラーが3体……1500ポイントのバンプアップ!?」
全エンペラーの体が光の結界の中で輝きを放ち、その光が斎王の全てのモンスターを覆い尽くしていく。
アルカナフォースVII−THE CHARIOT 攻1700→3200
アルカナフォースIV−THE EMPEROR 攻1400→2900
アルカナフォースIV−THE EMPEROR 攻1400→2900
アルカナフォースIV−THE EMPEROR 攻1400→2900
「これが、斎王の実力ってわけか……!」
確かに強い。とてもじゃないけど、あれはレベル4モンスターの攻撃力じゃない。去年命がけで戦った幻魔皇、ラビエルのほうが火力的には上だけど、あっちはラビエルだけが火力要因で他は全てラビエル関連やそれに繋ぐためのカード、そんな印象だった。だけど斎王のデッキはこのエンペラーを大量展開することで攻撃力1500のモンスターでも、アルカナフォースである限りあの青眼にも匹敵する火力を持つことになる。
「他愛もないな、バトルだ!
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