大切なもの〜
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羽根は輝きだし、やがてーーーーーー
・・・宿屋から出ると、キリトが待っていた。
「お疲れ様、亮」
「そっちもね、兄貴」
「・・・彼女、素直な子だったな」
「あんな子もいるんだよ。・・・このデスゲームには」
「・・・必ずクリアしないとな」
「・・・うん。・・・さ、帰ろう!亞莎も・・・サチも、待ってる」
「・・・ああ」
俺は何となくフレンドリストを見る。エギル・・・キリト・・・クライン・・・サキ・・・サチ・・・そして・・・シリカ。
「・・・」
段々と増えていくフレンドリストを見る度に、気が引き締められるのが分かる。・・・せめて、これ以上誰かが消えるのは見たくない・・・そんなこと・・・二度と・・・俺はその考えを振り払い、キリトを追い抜くように走り出す。
「競争スタート!負けたら晩飯奢りね!」
「な!?いきなりずるいぞ、亮!」
夕方で静まる街中に、兄弟の笑い声が響いた・・・
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