§38 宿命の二人
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修復をさせて頂きたいのですが構いませんか?」
「は、はぁ。ご丁寧にどうも……?」
どんな傲岸不遜が出てくるかと思いきや。毒気を抜かれてしまった黎斗は当たり障りのない返答しか出来ない。傲岸不遜とか聞いていたのだがどう考えても当てはまらない。ぶっちゃけ今まであった規格外達の中で一番まともだ。同胞の比較対象が遺産破壊のハーレム王、剣バカの狂戦士、人権ガン無視エセ侯爵しかいないのだからしょうがない。
「お元気そうでなによりです」
親しみと敬意を込めて笑顔で話しかけてきてくれる。美少女にここまでしてもらえるとは本当に良い時代になったものだ、などと見当違いなことを思う黎斗だったが。
「本当にお久しぶりです――お義兄様」
「……は?」
時間が、止まった。
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