第17話
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に王冠が現れた。
「僕を、王子と呼ぶなあああああああああああああああ!!!」
そして、いきなり叫び出した。
「え?ちょっと待って?何!?」
「いいか!僕は王子などと言うちっぽけな存在では無い!!王だ!!!」
そう、まさに唯我独尊な感じで唯世は私を指差して来る。もしかして、これがキャラチェンジ!?でも、何でいきなり!?
「あ〜あ。言っちゃったね〜。」
「そう言えば、説明するのを忘れてたわね。」
すると、そこへややとりまがやって来た。
「やや、りま!これってどう言う事!?」
「唯世はね、王子って呼ばれるとキャラチェンジして王様モードになっちゃうんだ。」
「だから、なるべく呼ばないようにしておきなさい。」
「そ、そうなんだ・・・」
「は〜はっはっは!!!」
私が視線を唯世の方に戻すと、何故か高笑いしていた。
「帰ったのですか、唯世さん。」
その時、家の門が開いて和服を着たおばあさんが出て来た。
「お、おばあさま!?」
「叫んでいたようですが、何かあったのですか?」
「な、なんでもありません!」
「そうですか。おや?」
唯世との話を終えた後、おばあさんは私に視線を向けて来た。
「唯世さん。そちらの方が昴かずみさんですか?」
「はい。昴さん、こちらは僕のお祖母様。」
「どうも。話は司さんから伺っています。ですが、急な話だったので部屋の用意がまだ出来ていません。なので、今日は来客用の部屋で寝て貰います。」
「わかり、ました。」
丁寧ながらもお堅い感じのおばあさんに私もつい固くなってしまう。
「二階堂先生。わざわざありがとうございました。」
「いえ。それじゃあ、僕はこれで。他の子達も送らなきゃいけませんから。」
そう言って、二階堂先生はややとりまを車に乗せると去って行った。
「それでは、かずみさん。案内しますので、着いて来て下さい。」
「は、はい!」
私は荷物を持っておばあさんの後に続いた。
-------------------------------------------
あたし達はラーメン屋の外で見張っていた。当然ながら、ほしな歌唄は姿を見せない。そして、昼ごろになるちあたし達は腹が減って来た。なので、折角だから昼飯はそのアイドル御用達の店で摂る事になった。
「いらっしゃい。何名様で?」
「3人だ。」
「分かりました。こちらへどうぞ。」
店員に案内され、あたし達はカウンター席に座ると、それぞれ注文した。サキが塩、ニコが豚骨、んであたしはチャーシューメンを頼んだ。少し待つと、出来上がったラーメンが出て来る。丁度その時・・・
「い
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ