修学旅行はパンデモニウム
九重との観光×英雄派襲撃
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ちゃん」
「俺らが本気出してしまうとこの空間事滅んでしまうからだ。なので五分五分でな」
「なるほど、それに妖怪との協力提携を成功させたいがまだその時ではなさそうだ」
本来いないはずのロスヴァイセも攻撃態勢をしていたので、あの時酒飲まさなくてよかった。グレモリー眷属は構えているが、俺達と曹操達は余裕振りを見せていたから構える様子はない。曹操の横にいた少年に話しかけたらモンスターが生まれた。
「レオナルド、悪魔用のアンチモンスターを頼む」
それだけ頼むと男の子は表情も無く、こくりと小さく頷くと足元に不気味な影が出現した事で背筋を凍ったグレモリー眷属である悪魔。渡月橋全域を包む程だった影から生まれてきたのが、対悪魔用アンチモンスターで、それも一体ではなく百体はいる。
「アザゼル、あれは『魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)』だよな?」
「その通りだ。あの子が持つ神器は神滅具の一つとされている。使用者のイメージした生き物を作り出す事が可能とされている。一ちゃんも知っていると思うが、神滅具は現在確認されている個数は十三。グリゴリにも神滅具の協力者がいるし、黒神眷属にも二人いるが赤龍帝と白龍皇よりもあの神器は性質が凶悪とされている」
「では一誠君やヴァーリが持つのよりも強力何ですか?」
「直接的な威力なら一ちゃんとヴァーリの方が遥かに上だが、能力が問題視されている。木場が使う『魔剣創造』は、様々な魔剣を創り出せる能力だが『魔獣創造』がそれと同様な能力とされている。様々な魔獣を創り出す事が出来るから、全長百メートルあり口から火炎放射を出す怪物を自分の意志で生み出す事が出来る」
「使い手次第だと一気に化け物クラスを数百から数万の規模で創り出せるブツだ。神滅具である『絶霧』と並ぶ神器システムのバグが生んだ最悪の結果とも言われている。『絶霧』は能力者次第で危険極まりない事が出来る、霧で国家規模を発生させて国民全て別空間=次元の狭間に送り込めば無になる。そうなると一つや二つ国を滅ぼす事も可能だからな」
ここには神滅具が五つも揃っているが、赤龍帝の籠手・白龍皇の光翼・黄昏の聖槍・絶霧・魔獣創造があれば世界相手に勝てるからな。今までの前例は無かったが、危ない時代があったと聞く。神滅具の上位クラスの四つの内三つがテロリストが保有しているのか。
所有者は生まれた瞬間、天使・悪魔・堕天使の監視態勢となる。二十年弱、アザゼル達が気付かずにいたからな。故意に隠したかは知らんが、過去と現代だと発見に難航しているからな。
「現代に限って因果関係があるかは知らんが、元々神滅具自体が神器システムのバグやエラーの類とも言われている。所有者達は独自にうねりを見せているし、アザゼル達の予想外に行ったとしか考えられないな。現世の
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