修学旅行はパンデモニウム
九重との観光×英雄派襲撃
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祐斗達はこの後どこ行くんだ?」
「これを食べたら渡月橋に行く予定だよ、その後天龍寺に行く予定さ」
そしたら聞き覚えがある声が聞こえたらアザゼルが入ってきた。しかも昼から酒を飲みながら。
「おうお前らも来てたのか。嵐山堪能しているか?」
「まあな、アザゼルは昼から酒か。周辺に学生がいるんだから、飲まない方がいいぞ?」
「その通りです・・・・って兵藤君も飲んでいるんですか?あなた学生のはずでしょう!」
「残念だったな。駒王学園の制服姿だったら飲まないが、俺の年齢はアザゼルより年長者だから気にするな」
俺は酒を飲みながら話していると、ロスヴァイセが酒を飲もうとしてたので止めた。ロスヴァイセは酒癖が悪いと聞いたので、アザゼルから奪ったロスヴァイセの杯を俺が取り返してアザゼルに渡した。俺達が店へ出ると、アザゼルとロスヴァイセも付いて来たので渡月橋を一緒に渡るが渡月橋について語るアザゼル。
「渡月橋で思い出したが、渡り切るまで後ろを振り返ると授かった知恵が全て返ってしまうらしいな。俺ら研究者にとっては、嫌なジンクスでもあるが振り返ると男女が別れると言うジンクスがあったな」
「それもジンクスだろうに、まあ男女の噂に近いからな。余り気にしない方がいいぞアザゼル」
そういや一緒に来た松田と元浜も渡月橋について、桐生から告げると異口同音に返ってきたそうだが、エロバカ二人組が振り返ると真の救いようのないバカになるからな。帰りも渡るが、これもジンクスだろうと思っていたら生暖かい感覚がした。周辺を見ると俺達と教会トリオと祐斗しかいない。他の観光客もいないが、この霧は見覚えがあるな。
「一誠。この辺り一帯にいた人間はいなくなっているから、どうやら俺達だけ別空間に強制的に転移させられたようだ。それにこの霧は神滅具の『絶霧』だ」
「俺達以外の存在はこの周辺から綺麗サッパリ消えているが、ヴァーリの言う通り強制的に転移させられて閉じ込められた様子だな。この様子だと、渡月橋周辺と全く同じ風景をトレースして作り出した別空間に転移させたのだろう」
「一ちゃんとヴァーリの言う通りで、三大勢力の技術が流れているからか。ゲームフィールドの作り方を応用した奴で、霧の力でトレースフィールドに転移させた訳だな。『絶霧』の霧は包み込んだ物を他の場所に転移可能で、アクション無しで俺達全員転移させるとは・・・・。神滅具はこれだから怖いもん何だぜ」
アザゼルの言う通りだ、亡くなった八坂の護衛が死ぬ間際に言ったそうだ。気付いたら霧の中にいたと。渡月橋の方から、複数の気配を感じて見ると俺は一度会った事がある人物だった。
「初めまして、アザゼル総督。そして久しぶりとでも言っておこうか。創造神黒鐵兼赤龍帝」
やはりアイツか、英雄派の
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