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魔法少女リリカルなのはVivid 〜己が最強を目指して〜
第4話 「八神家の弟子」
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ゃなくてですね、誰にでもこうなるといいますか!?」
「分かってるよミウラ、とりあえず落ち着いて。ほら深呼吸深呼吸」
「え、あっ、はい。深呼吸ですね……」
普段から慌ててしまうことが多いだけに立ち直りというか、こういうときはいつも以上に素直になるのかミウラはすぐさま大きく息を吸って吐き始めた。真剣に深呼吸を行って先ほどのことから意識が逸れ始めたのか、徐々に顔の赤みが消えていく。
「大丈夫?」
「はい、大分落ち着きました」
「そう……じゃあそろそろ始めようか」
「そうですね、よろしくお願いします! ……えっと……あとでお話ししてもらえますか?」
「え? あぁうん、もちろん」
ミウラと会うのは久しぶりだし、お互い今年初めてインターミドル・チャンピオンズシップに出場するのだ。話したいことは山ほどあると言っていい。
「僕もミウラとは色々と話したいからね」
「え……そそそんな風に言ってもらえるとボ、ボクも嬉しいというか……!?」
「ミウラ?」
「――っ!? だ、大丈夫です。大丈夫ですから。じゃあボク準備しますので!」
ミウラは俊敏な動きで敬礼すると、その勢いのまま振り返って走り始める。停止した場所は、前のトレーニングを行ったときよりも倍近く離れた位置だった。確かにある程度距離を取る必要はあるだろうが、いくら何でもこれは離れすぎだ。
「クロミネ、ミウラももう12歳であれこれと考え始める年頃だ。言葉には気を付けておけ」
「えっと……ミウラが多感な年頃なのは分かります。けど……僕そこまでおかしなこと言いました?」
甘い言葉を吐いた覚えはないし、体に触れたりもしていない。ただ話したいと言っただけで……。
まさかこれだけで口説いてるみたいな扱いされたのかな? もしかしてロリコンみたいな認識持たれたり……いやいや、そんなはずないよね。僕は16歳でミウラは12歳。12歳って言葉はよろしくないように思えるけど、世の中にこれくらいの年の差があるカップルや夫婦はたくさんいるはずだし。
そもそも話したいって言ってきたのは向こうからだし、久しぶりに顔を合わせたわけだから話したいと思うのは普通のことのはず。断じて僕が変態と思われるような言動はしていないはずだ。
「今日はまだ言っていない。が、お前ならさらりと言いかねんからな」
「いやザフィーラさん……僕、一応ミウラのことも異性と思ってますからそういうことを軽はずみで言ったりはしませんよ」
「前に可愛いと言っていた気がするが?」
「え、そんなはず……」
…………ないとは言えないかもしれない。前にミウラから自分は本当にダメな子なんだ、みたいな話をされたときに言ってしまった気がするし。でもあれは励ましというか
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