修学旅行はパンデモニウム
高級旅館での朝鍛錬×観光地へ回る俺達
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「ま、それに関しては俺も知っているがアルビオンが食べる肉も塊じゃなくて加工しているそうだぞ」
そう言ってから、荷物を整理してから昨日のメンツと共に車で天龍寺に向かう事となった。清水寺もそうだが、出来る限りアイツらと被らないように行くようにしているからだ。昨日話した通り、表は旅行を楽しむが裏では気配を辿りながら九尾の御大将を探すという任務である。
愛紗達は、いつでも戦える準備完了で戦う時があれば電話で呼ぶ事にした。天龍寺に到着すると先にメンバーが降りてから、俺は駐車場に車を止めたがここが天龍寺か。二天龍に関わる建物なのかもしれないな。
「ここが天龍寺か。アルビオン、天龍について何かあるのか?」
『さあな。だが天龍寺っていうのなら関わってるかもしれないな』
「歴史では、ここは当初『暦応資聖禅寺』と呼ばれる事だったらしいな。尊氏の弟・足利直義が、寺の南の大堰川(保津川)に金龍の舞う夢を見た事から『天龍資聖禅寺』と改めたと書いてある」
『すると平安時代初期からある寺なのか。俺達が現役時代、人間界では江戸時代だったと聞くからそれ以前に建っていた事になるな』
「なるほど、現在建てられているのは明治時代後半だそうですよ。それまでは火災で焼失したとかで」
ルフェイが使うタブレットには、パソコンでネットが使えるのでそれを調べたら出て来た様子だ。天龍寺は天龍資聖禅寺とも言う寺で、世界遺産にも登録されている寺。そこで記念撮影してから、清水寺に行くと車とバスで通り過ぎたがアイツらが乗るバスとすれ違った事でヤバいと思ったが、一緒にいたイリナからバレてないと言っていた。
「危なかったな。俺らが来てると悟られるとアイツらは、調子に乗らなくなる」
「そうだな。それに丁度イリナ達の班は清水寺を出たそうだから、俺らの行き先は似ているのだろう」
清水寺に到着してから駐車場に止めてから、日本家屋に興味を持ったヴァーリ達だった。そこを抜けると坂があったから、そこを登る前に注意として言っておいた。ここは三年坂と言って、もし転ぶと三年以内に死ぬとね。そしたらヴァーリ達はそれを聞いた途端に、転ばないように歩いていた。コーティは俺の腕に捕まっているが、オーフィスは肩車をしているので大丈夫だ。
「・・・・何とか転ばずに済んだな」
「おいおい、三年坂もいいがその下にあった坂は二年坂と言ってな。そこで転ぶと二年以内に死ぬと言うのは、ただの伝承というより言い伝えだ。それにお前らは不老不死で、死にゃしないって」
「例え言い伝えでも怖いな。ま、ここはパワースポットやら伝承が多い場所だしな」
言い伝えや伝承を信用していたのかヴァーリ。まあいいとして、仁王門を潜るといよいよ清水寺だ。寺なのに狛犬が配置して
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ