精神の奥底
51 Dark Side Of The City 〜中編〜
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この柱もろとも軽く貫かれてしまうと悟った。
このまま隠れている方が危険と考え、両手を上げたまま、ゆっくりとスターダストの前に姿を現した。
「お前は…」
「沢城くん…」
スターダストは七海の顔を見るやいなや、銃を下げた。
七海は心に安堵が生まれ、ふと深呼吸して、口を開こうとする。
スターダストには聞きたいことが山のようにあったのだ。
しかしスターダストはクラッチを握って、シフトペダルを踏み込むと、虹ともオーロラとも見分けがつかないものに包まれて姿を消した。
「待って!!」
七海は前進するが、電波空間に入り込んだ存在は常人の目には見えない。
頭がこんがらがり、少年のようにその場に立ち尽くす。
理解できないことがこの数分の間に起こりすぎて思考回路が止まる。
悪意の渦巻く街の一角で、七海は再び夢の世界に引き戻された。
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