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流星のロックマン STARDUST BEGINS
精神の奥底
51 Dark Side Of The City 〜中編〜
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?え?』
「そんなこと無いよ、天体図に比べたら楽なもんさ」

机の上には地図の他、今までのウォーロックから得られた情報、そして昨日の喫茶店で「ロックマン」という単語を漏らした2人の男の似顔絵が並べられていた。

『こいつらの勤め先のビルはガチガチのセキュリティだったし、はっきりしねぇ気配追うより、こいつら締めあげて吐かせるのが一番だな。だが居場所が分からねぇことには…』

「大丈夫、僕に考えがある」

『お!?何時になく頼れるじゃねぇか?』
「まぁ、正確には委員長を頼ったんだけどね」
『ハァ!?あのドリル女にか!?』

スバルは先程、コンビニでこの似顔絵は自らのクラスの委員長こと、白金ルナに送っていた。
いつもなら写真で撮ってメールやSNSアプリで一瞬なのだが、インターネットがダウンした今となっては少し古いファクシミリ等の機材があるコンビニや商店からいわゆるアナログ伝送で送る必要があった。
いわゆるIP電話回線でもなく、インターネットFAXでもなく、ISDNでもなく、数世代前の音声回線、それ故に見つけるのも、送るのも相当時間は掛かったが。

「僕からのお願いじゃなく、ロックマン様からのお願いって言えば、聞いてくれることもあるってようやく学んだよ」
『…大人になったら、なんていうの?ヒモって奴になりそうだな、お前』
「そんなこと無いよ!!」

スバルがルナを頼ろうと思ったのは、防犯カメラを見た時だ。
少なくとも自分が確認できた防犯カメラの多くはルナの父が経営するヤシブタウンに本店を構える大百貨店・103デパートを中心としたグループの傘下で白金セキュリティのものだった。
セキュリティ産業に参入したのは比較的記憶に新しいが、その導入コストやサポート体制が人気を博して急速にあらゆる企業や自治体が採用しているのだ。
正直なところ、スバル自身もニホン有数の大財閥の一人娘とクラスメイトだったというのは未だに驚くべきことだった。
実感する度に現実味が無くて頬をつねってみたくなる。
本当なら小学校低学年からずっと同じクラスだったはずだが、父の一件で心を閉ざしたスバルは不登校になり、その事実を知ったのはつい3ヶ月前のことだった。

「それより、どう?何か感じる?」
『いいや…遠ざかってることは分かる。ほとんど感じられないレベルになってきた』
「電気街を離れて…下町…秋原町の方かな?どう思う?」
『さぁな』
「ロッポンドーヒルズの方?それとも…臨海地区?湾岸病院とか」
『もう見当もつかねぇよ。分かるのは、少なくともこのホテルからはそう近くないってことくらいだ』
「ここからかなり離れたコダマタウンにいながらデンサンシティだって居場所まで感じ取れたのに、何で分からいのさ?デンサンシティまで来たんだから、はっきりと居場
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