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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#26 襲撃のリグレット・アリエッタ
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「ジェイド!!ルーク!!アル!!」


 イオンが、飛びかかってきた者達を見て叫んだ。

「ふっ やはり来たな」

 リグレットは、自分が感じていた気配が間違いない事を悟ると、部下達を散開させた。
 戦闘態勢に入ろうとした時だ。

「おらぁぁぁぁあ! 先手必勝だぁぁぁ! やれぇぇぇ ブタザル!!!」

 ルークは、ミュウを 乱暴にむんずっ! と掴むと、ミュウもそれに反応して攻撃した。

「みゅううぅうううぅうううううぅううううぅぅ!! ファイアーーーーーーー!!!」

 ミュウのソーサラーリングによる攻撃。遠距離攻撃であり 先手を取るのには最適だ。ルークもそれを判っていたのか 或いはてきとうな行動だったのか、功を成す事になる。

 流石はミュウ使い?だ。

「あちちちちい!!」
「ぐわわわわわわわ!」

 結構効果は抜群みたい、少なくとも怯ませることは出来ていた。だが、同じく遠距離攻撃を主体とする、銃使い、リグレットには関係ない事だった。

「ふん!」

 リグレットが銃を構えたその時だ。

 リグレットの事をよく知っているジェイドが、槍を使い、リグレットの銃を弾き飛ばした。その力はよく知っているから。この場において、厄介な敵の内の1人だから警戒をしていたのだろう。

「流石は、死霊使い(ネクロマンサー)ジェイド・カーティス。 貴様の譜術は封じたと聞いていたが、……やはり 一筋縄ではいかないようだ。」
「! 成る程。どうやらラルゴは生きていたようですね」

 ジェイドの譜術が封じられている。その事を知っているのは、あの場にいた仲間達と、もう1人 仕掛けた本人である、あの黒獅子ラルゴしかいないのだ。だから そう結論するのは難しくなかった。

「……なぁ? ティア・グランツ!」

 リグレットが、今度はティアの方を見た。リグレットとティア、2人は目を合わせた途端に、ティアは驚いていた。今 初めて リグレットの存在を知った様だ。

「あ……っ 貴女はリ……リグレット教官??」

 いつも冷静なティアだが、今は動揺しているのがよく判る。そして、その背後から巨大な影が現れた。この形状の影は見た事がある。

「いけない!! ティアさん! そこから離れろ!!」

 アルが 真っ先に 気づき、そう言ったその瞬間だ。その巨大な影は更に大きくなり、ティアに飛びかかった。獰猛な牙と爪がティアを襲う。

「ライガ!?」

 ティアは、その攻撃を間一髪、躱す事が出来た。だが ここに、ラルガがいる理由が判らない。そう思っていた時だ。
 
 そのライガの背に、誰かが乗っている。……その人物がいたのに気がついた。

「やっと出られた………」

 巨大なラルガに乗っていた
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