TURN30
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ントン星域ですが、生存者は今のところ若草会のハンナ・ロックのみです」
『……そうか。至急で悪いが南遣方面艦隊はハワイ星域に帰還をしてくれ』
「何かあったのですか?」
『USJ星域に偵察へ向かった無人偵察機がCOREの大艦隊らしき物体を捉えた。ドロシーの話では残存するCOREの全艦艇だ』
……来たか。
「しかし、帰還するにしてもアフリカから帰るんですか? USJ星域を通るにしてもCORE艦隊がいます」
『大丈夫だ。もうすぐセーラ女王率いるエイリス艦隊がワシントン星域に到着する。到着後は一旦セーラ女王に従ってくれ』
……エイリスのみが知るワープゲートを使うんやな。
「了解しました」
その後、ロンメル元帥の艦隊の他にもマンシュタイン元帥の艦隊、イタリン艦隊、そしてセーラ女王率いるエイリス艦隊がワシントン星域に集結して秘密のワープゲートを使いハワイ星域に向かった。
その頃、ハワイ星域には日本艦隊、亡命ガメリカ艦隊がCORE艦隊と戦闘していた。
「予想より早い戦闘だな」
長門の艦橋で東郷長官はそう呟いた。
「駆逐艦梨撃沈ッ!! 巡洋艦千曲大破ッ!! 航行不能ッ!!」
オペレーターが逐一、戦況を報告する。
「………」
東郷長官は報告を聞きながら待った。何かを待っていた。
「第一艦隊の損耗率が五割になりましたッ!!」
「……間に合うか」
「ッ!? 後方から艦隊接近ッ!!」
その時、CORE艦隊の一翼が妬き尽くされた。
「CORE艦隊の三十%余りを撃破ッ!! これは……ドクツ艦隊ですッ!! 更にエイリス、イタリン……南遣方面艦隊もいますッ!!」
「……来たか」
報告を聞いた東郷長官はニヤリと笑った。されはまるで勝利を確信したかのようだった。
「全艦撃ちぃ方始めェッ!!」
俺が叫ぶと南遣方面艦隊は一斉に砲撃を開始した。あっという間にCORE艦隊は被弾していく。
「キャシーッ!! 突撃準備やッ!!」
『よしッ!! 待ってたぜッ!!』
通信相手のキャシーはニヤリと笑う。何せ、久しぶりの突撃やからな。
「CORE艦隊の駆逐艦隊の隊列が乱れましたッ!!」
今がチャンスやッ!!
「キャシーッ!! 第四戦隊の後方に付けろッ!! 第四戦隊が護衛してやるッ!!」
『OKッ!! 死ぬなよユキカゼッ!!』
「当たり前やッ!! 第四戦隊突撃ィィィーーーッ!!」
そして第四戦隊は単縦陣で隊列が乱れたCORE艦隊へ突撃を開始した。
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