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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第204話 BoB頂上決戦
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の世界は違う。死銃は命を奪うんだからな」

 全身から漲る絶対的な自信。

 決して弱気の姿勢、シノンやキリトにみせていたあの姿は 全く出さない。仲間が傍に居てくれているから。実際には、離れているけれど、心は共にある。それだけで 十分。


「く、くくく。直ぐに分からせてやるさ。キリトがどうなるのかを。……そして、貴様の前で あの女を殺してやる瞬間を立ち合わせてやる!」
「何度も言った筈だ。……お前達の存在は毒でしかない。この世界から、さっさと退場願おう。これが、最後だ!」


 その会話を最後に、もう言葉はいらない。……2人の銃撃が始まるのだった。










                                                                               









 それは、リュウキと死神の戦いではなく、もう1つの戦い。

 キリトと死銃の戦いだ。キリトは ラフコフの幹部の中で、刺剣(エストック)の使い手がいた事は覚えていた。だからこそ、左肩に受けた一撃は疼かせる。まるで氷の針で貫かれた様な痛み。……だが、それは疑似痛覚(ペイン・アブソーバー)でも無ければ、錯覚でもない。

 ……これは《記憶》だった。

 かつてのあの世界で、同じ場所を同じ使い手に貫かれた事がある故に、記憶を揺り起こされたのだ。当時から、珍しい武器を持っていると、感じていた。武器に関しての話は リュウキとも何度も重ねており、珍しい武器があれば、必ずと言ってイイほど、話題に上がる。

 だが、あの激戦の最中では、とても口には出せなかった。当然だ。突き刺される痛みよりも、仲間を殺される痛みの方が何倍も、何十倍も痛いと言う事を皆が知っていたのだから。
 だからだろう。あの時言えなかったことを、1年半の時を経て、キリトは口にした。

「……やっぱり、随分と珍しい武器だな。あの世界でも思った。だが、GGOの世界の中で金属剣があるなんて、な。アイツからも訊いてない」

 すると、死銃は深くかぶったフードの奥で、しゅうしゅう、と掠れた笑いを漏らしつつ、切れ切れの声を発した。

「くく、お前らと、したことが、不勉強、だな。まさか、あの馬鹿みたいな、知識量の、アイツ、《鬼》も、知らない、とはな。 《黒の剣士》。《ナイフ作製》スキルの、上位派生、《銃剣作製》スキルで、作れる。長さや、重さは、このへんが、限界だが」
「……成る程、器用に何でも、どんな武器でも使えるアイツとは違うし、それなら残念だが、オレの好みの剣は作れそうにないな」

 そう応じると、再び笑い声がする。

「相変わらず、だな。STR要求の高い、剣が、好みなの
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