暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第70話 ジオ戦前の休息
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休息を、と言う事で次々と出ていき、其々の場所へと向かっている。その中には勿論、カスタムのメンバーも同様だ。

 マリアや香澄に至っては、やはり、チューリップ3号の整備を。
 真知子・優希の2人は まだ本部に残って情報収集、整理を。
 ランは、レッドの町の復興支援、合間を見てカスタムの町の政務を。
 セルやクルックー、ヒトミ……あ、ロゼも、とりあえず一応メンバーに加えておくが、彼女達は怪我人の看護を。
 トマトやミルは 消耗品の受注を其々行い在庫管理の徹底を。

 とまぁ、沢山いる皆の中の一部分を抜擢しましたが、皆さん休むつもりはあまりない様子。各々で それなりには休んでいる様だが、それでも バレス達が まだまだオーバーワーク気味だと思うのは仕方がないだろうか?

「ふぅ。……魔力、まだ 大丈夫ね」

 志津香は 自分の手を握り、そして開いて 自分自身の状態(コンディション)を確認する。

 気を張り詰めていた事、そして 魔人との一戦は無かったものの、ハイパービル内での戦いは魔人だけではない。あの場所には、バグを始めとし モンスター達も多種類多数いたのだ。
 魔法使い(ソーサラー)として、後方支援に集中し 魔法も何度も使用、酷使していた部分もあるから、如何にアイテムでカバーしたとは言え、心配だった。

 まだまだ、戦いは続くのだから。本番はまだまだ先なのだから。

「志津香。大丈夫?」

 そんな彼女の隣にいたのはかなみだった。志津香の表情を見て 少し心配になった様だ。

「ええ。大丈夫。問題はないわ。それに、かなみも 大丈夫? ……気を張り詰め続けていたんだから」
「あ、うん。大丈夫。……だって、皆 無事だったし。ユーリさんも……。それに ユーリさんに比べたら、私なんて、まだまだ……」

 かなみは 頷いた。レンジャーだから 彼女の体力も やはり前衛戦士に比べたら脆いと言っていい。それでも 持ち前の敏捷性を活かすために 前衛で戦い続けたんだ。その消耗具合は 決して かなみも負けてはない。 と言うより、殆ど全員が 消耗をしている筈なのだ。

「はぁ……、ユーリじゃないけど 皆 大概よね」
「ま、まぁ 私達も大丈夫だし……人のこと言えないと言うか、なんというか……」
「ま、それも そうなんだけど」

 戦えば戦う程、確かに消耗はする。

 だが、それだけ 経験を積んでゆけば、強くなっていく。こちらには レベル神であるウェリスもいるから、直ぐにレベルの確認も出来るのだ。

「この戦いでレベルが4も上がるなんてね。……戦争が始まる前を考えたら 考えられないくらいハイペース」
「あ、あははは…… 私もそう思うよ。でも、私達が強くなる事で、ユーリさんや、前で戦ってる皆の負担を和らげてあげられる
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